【USホンダ・フィットをスラムド&ワイド化!!】絶妙な感性でニッポンのシャコタンを柔軟にアップデートするアグレッシブなUS JDMカスタム!

エアレックスのエアサス&マネージメントでメイクしたローフォルムが印象的なUSホンダのフィット

       
スタンスとカスタムの垣根を吹き飛ばす
オンリーワンのスラムドワイドフィット!

【画像9枚】アイフォージドの18インチ鍛造を飲み込む鉄板ワンオフのワイドフェンダー、エアレックスのエアサス&マネージメントでがっつり下げられたローダウンフォルムなど、気になるUSホンダ・フィットはココからCHECK!!

スタンス系を軸としたシャコタンカスタムの時流において、極太リムをワイルドに履きこなすカッティングエッジな王道美として幅広く認知されたオバフェンカスタム。
その新たな潮流は、世界規模での盛り上がりを見せているのは多くが知るところ。
このフィットも衝撃的なワイドフェンダー美で脚光を浴びた気鋭作だ。

アメリカの自動車メーカーやアウターマーケット業界で活躍する新進気鋭のインダストリアルデザイナー“TJIN”こと、ネイル・ティジンの作で、ホンダの現地法人のプロモーション用として製作されたもの。
当時のトレンドを反映したメーカーお墨付きのカスタムデモカーとしての実力は、ワイドフォルムを基調とした圧倒的な存在感を放つグラマラスフォルムを見れば瞭然!!

アイフォージドの18インチ鍛造を飲み込む鉄板ワンオフのワイドフェンダーは、バンパーやサイドシル一体でのワークスオバフェン風のブリスターデザインが特筆。
日本固有のシャコタンスタイルをアメリカ人デザイナーの感性で柔軟に捉えたアグレッシブムードは、US JDMカスタムとして目を見張るのもアリだ。

さらにハイエンドなスポーツカーの流行色を取り入れた淡いグリーンのボディペイントや、日本版フィットRSのグリルを奢ったJDM風のアクセント。
そして、極限まで落とした車高は、エアレックス社のエアサス制御と、USスタンス事情を組んだメニューが盛り込まれているのも流石だ。

ボディ同系色のレザーマテリアルで張り替えられたインテリアは、ベバストのサンルーフの追加やカスタムオーディオなど、レーシーな外観とは裏腹のストックを生かした実用重視なのもポイント。

ラゲッジに94FIFTYのバスケボールのフローティングディスプレーをあしらうあたりは、スポーティカジュアルな若者を対象としたコンセプトがうかがえる。

日本発祥のワイドフェンダーのグローバルな潮流と、常にカッコよさをクリエイトするアメリカのカスタム文化の底力を垣間見れる逸材だろう。



>>乳白色のLEDが一周したライトはカラ割からワンオフした力作。中に4灯を仕込んで純正とはまったく変わった表情を与えている。特徴的なボディカラーは高年式スカイラインのグリーンを基本とした。


>>最近のワイドボディはビス留めワークス仕様が多かったが、TJINはボディワークの美しさを求めたのでメタルワークでワイド化している。


>>18インチのアイフォージドは、ワンオフのため、幅のサイズが不明だがアウトセット35というディープさ! ブラッシュドとガンメタ処理のフロントリムから除くピンクカラーのベアー製キャリパーには、14インチのローターがセットされている。


>>エアレックスのエアサス&マネージメントでがっつり下げられたワイドボディ。アンダー側に絞られる形状のフェンダーのデザインにより色気をもたせている。フェンダーのカスタムはフェンダーに合わせドアやサイドの加工までに至っているのだ。



>>外装に合わせて、グリーンをベースに張り替えられたフロント&リアシートにドアパネルとコンソール。


>>ヘッドレストにはワンポイントでTJINの刺しゅうが入る。


>>ソニー製のサブウーファー、アンプ、ミッド&ツイーターがインストールされたラゲッジには、TJINの息子が本気でやっているバスケットをモチーフにしたオブジェが飾られ、エンタメ性もバツグンだ!


>>ワイフェン化によるスタイリングをウリとしたフィット。その衝撃的な鉄板ワンオフのワイドフェンダー美は見る者を魅了する。


『カスタムCAR』2015年2月号掲載
(記事中の内容は掲載当時のものを主とし、一部加筆したものです)
BASE CAR:USホンダ・フィット/2015年型

PHOTO/YASUNARI AKITA

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