【チョップトップ&ワイド化を敢行!!】フィットを大胆にも6インチチョップするクレイジーなサブコンカスタム登場!

ワイド&ローで正体不明のフォルムを見せるチョップドフィット!!

       
レペゼンジャパンのキュートなサブコンが
初の大手術を経てイカれたローフォルムをGET!

【画像9枚】曲線ボディゆえの超ハードワーク、ワイド&ローで正体不明のリアビュー、足元に光る大径ディープコンケーブなど、奇想天外なチョップドフォルムを見せるフィットの全貌はココから解き明かせ!!

古今東西、過激なチョップドカスタムは数あれど、そのお題がサブコン(サブコンパクトカー)っていうのは……世界中見渡しても、なかなかいない。

しかしながら、今回はそのチョップ量が大問題。
6インチ(=15cm)なんて超クレイジー!
しかも、ワイドボディ化まで完了しているだけに、サブコン史上、ぶっちぎりのロー&ワイドっぷりだ。

そんなフィット、実は2010年にオーディオカーとしても誌面に登場しているI. C. E. マシン。
オーナー曰く、「カスタムカーは外装、内装、足回り、オーディオが全てそろってこそ」のこだわりから、チョップ化を敢行!
もちろん、フィットのチョップトップなんて前例がないから、手探り状態でスタート。
座ってギリギリ運転できる高さを見極めたら、ザックリとピラーにメスを入れて後戻りできない所に自分を追い込んだってわけ。

とはいっても、Aピラーの角度や位置決めをしたところで、ガラスの処理を考えていなかった……。
なんてオチャメは置いといて、とにかく、どんどん作業を進めマス。

ある程度作業が完了したところで、見捨てていなかった神の手が降臨。
たまたまあったプロボックスのフロントウインドーを試しにあてがってみると、ミラクルにも幅がドンピシャ! 晴れてガラス問題が解決!

しかし、チョップが完成して終了と思いきや、イベントに持ち込んでも反応がイマイチ。
そこでまた未開の地へと1歩足を進めた先がワイド化となった。

まずは、足回りにフロント10J、リア11Jのフォージアートをセット。
しかも、変換スペーサーが20mmってことで、ノーマルボディからはみ出しは必至。
はみ出した分はメタルワークでフロント50mm、リア75mmのワイドフェンダーをセット!

こうして苦節十数年、前人未到、理想ど〜りのカスタムカーがようやく完成したのだ♪



>>Aピラーをボディ後方にオフセットさせつつ、角度を寝かしたことで、ボンネットやフェンダーとの帳尻が合わなくなるのは当然。そこでボンネットを延長しつつ、フェンダーとの付け根はメタルワークで新設している。


>>ルーフパネルは曲面で構成されているため、自然なフォルムを作るのに苦労したポイント。チョップによって表面積を拡大しないといけないため、純正パネルを2枚を使って、切った貼ったで完成させた超力作なのだ。


>>見よ! この違和感アリアリなサイドビューを!! ドア上部のサッシ部分はノーマルを残したことで、三角窓は取っ払ったもののサイドウインドーは無加工。クオーターウインドーやリアゲートウインドーなどは時間の都合上アクリルで製作。ルーフの高さはもちろんフロントウインドーの位置や角度もまったく違うのは一目瞭然だ。


>>チョップドの効果でワイドさが際立つサブコンに、パツパツの20インチの組み合わせは、まるで1/1ホットウィール状態(笑)。75mmオーバーのリアフェンダーにより、縦横のバランスが絶妙かつ大胆に変化したことで、ハンパないオモチャ感を漂わせている。


>>リアバンパーはフロント同様にアクシススタイリング製がベース。とはいっても、ダクトをはじめリアフォグの埋め込みによって、デザインは大幅変更! Jラインのリアアクスルで5度のキャンバーを付けてタイヤをインしている。


>>5穴変換スペーサーによって20mmオフセットされた10Jサイズは、ノーマル+50mmのワイドフェンダーで飲み込む。エアサスをセットすることで、ガッツリ被らせるセッティングもワンオフフェンダーならではの仕上がりだ。



>>インテリアは近未来をイメージ。コクピット回りはワンオフダッシュを筆頭に、リアシートレスで組んだオーディオと、中身の濃すぎるI.C.E.メイクを披露! チョップドルーフながらも、ルーフライニングをしっかりと作り込むあたり、理想をカタチにしたパーフェクトな仕上げといえる。


>>ワイド化に合わせてフロントバンパーもリメイク。フィット純正のイメージを崩さないように心掛けつつ、アクシススタイリング製バンパーをベースにメルセデスAクラス風のアダルトなデザインに変更。とはいっても、グリル部分以外はほぼオリジナルデザイン仕上げとなっている。ボディカラーはR34ニュル仕様限定ミレニアムジェイドでオールペンしてレーシーに仕上げている。


『カスタムCAR』2019年9月号掲載
(記事中の内容は掲載当時のものを主とし、一部加筆したものです)
BASE CAR:フィット/2002年型
SOURCE:to be Style、N-Style custom

PHOTO/編集部 TEXT/渡辺大輔

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