【ステアリング全切り上等！】超刺激的なローダウンフォルムを生足で実装可能も実現する200系ワゴンGL!!

すっきりシンプル路線のボディワークと
実走可能な極低車高との過激な競演！

【画像10枚】レーシングムードをプラスしたダミーのインタークーラー、特別カラーで希少なギブソン・カミュラをインした足元、シンプルにまとめた使いやすいインテリアなど、ワイド・ワゴンGLの全容はココをチェックせよ！

100系時代からハイエースを乗り継いできたオーナー。
ファミリーユースが前提ということで、グレードはワイド・ワゴンGLをセレクト。
当初はノーマル＋αの仕様で乗っていたそうだが、本格的なカスタムを開始した。

数え切れないほど存在する200系用ボディキットの中から白羽の矢を立てたのが〝ギブソン〟のグラファムデュオ。
後付け感を意識させない洗練されたデザインや、フィッティングの美しさなどが選択の理由だそうだ。
これに合わせて、ホイールも20インチサイズのギブソン・カミュラを採用し、非の打ちドコロのない仕上がりを見せている。

そんなまとまりの良さに激辛のスパイスを効かせているのが、超コダワリの4.35インチダウンの足回り。
ホイールとフェンダーとのパッツンパッツンのクリアランスは「エアサスか？」とも思えるが、このクルマはれっきとした生足。
フロントはユーアイビークルの強化トーションバーに変更。
リア側にはゲンブのブロックを組み込んだほか、ワールドのCノッチキットをセット。

この車両はオーナーの奥サマも運転する機会が多いとのことで、スーパーの駐車場でも取り回しに苦労しないように、ステアリングはフェンダーインナーの入念な干渉対策により、全切りOKとなっている。

サスペンションについても定期的に見直しが行われており、この車両にはCRSのダンパーを使用。
長期の休みが取れた時には家族で車中泊ツーリングに出かけることも珍しくなく（リアスペースにはMGRのベッドキットを搭載）、乗り心地についても十分な快適性が確保されているという。

実走可能なベタ落ち車高のインパクトと、フレキシブルな実用性との両立。
これはなかなか、マネできるモノじゃないゾ！



>>ギブソンのGTボンネットとワイパーガードをセットし、スッキリとさせながらも迫力のあるフェイス回り。グリルやヘッドライトはダークプライムⅡ純正品を流用している。


>>バンパーセンターのダクト内にはダミーインタークーラーをセット。ダミーとはいえ、本体はれっきとしたブリッツ製。サイドダクト部のデイライトはダイハツ・キャスト用を流用している。


>>自然な仕上がりだが、大きく手を加えているのがリアバンパー。ギブソンのサイドステップの形状に合わせ、タイヤハウス側から後方にかけ絞り込むように、サイド側面を膨らませる繊細なアレンジをしている。さりげなく、ダミーダクトも追加。


>>「エアサスは考えたことないです。低いまま走らせたいので（笑）」とオーナー。ミリ単位のクリアランス確保の苦労はハンパなく、過去にはリアの両輪がバーストという経験も。フロントがPINSO、リアはHAIDAという異なった海外ブランドのタイヤチョイスはそんな苦い経験から学んだもので、サイドウォールの形状や張り出し量など、この組み合わせがベストなのだとか。ヴァルドのルーフスポイラーは、ギブソンのゲートスポイラーに合わせ、張り出しの長さを延長。先端をツライチにそろえるなど細かなこだわりが注がれる。



>>足元はシルバーポリッシュのカミュラ20インチを装着。もともと生産サンプル用として試作されたものだったが、「どうしても譲ってほしい！」と、猛アタックの末にゲット。ゴールドのキャリパーカバーもお似合いだ。


>>シューズボックスや、小物入れを兼ねた2列目シート前のフットレストは、オーナーによるハンドメイド。クオリティ高し！


>>ステアリングはシルクブレイズ。センターコンソールはクラフトプラスで、クールアートのアームレストを合わせる。インパネの2連モニターも目を引くポイントだ。


>>純正シートを生かしたまま装着が可能なベッドキットはMGRのアイテムをセットしている。


>>ダミーのインタークーラーでレーシングムードをプラスしたり、特別カラーで希少なギブソン・カミュラを足元にインするなど、手の込んだカスタマイズが目をひく。超刺激的なローダウンフォルムもインパクト大!!


『カスタムCAR』2020年10月号掲載
（記事中の内容は掲載当時のものを主とし、一部加筆したものです）
BASE CAR：ハイエース・ワイドボディ・ワゴンGL／2012年型
SOURCE：ギブソン、玄海オートサービス