【カラーリングのモチーフはナンダ!?】昭和ハチマル車的なツートーンカラーに大変身させたNV350現る!!

憧れのツートンカラーを手に入れたNV350

       
モチーフは昭和の日産ツートンカラー!
かつて憧れたクルマのツートンをNV350で!!

【画像8枚】立体的なデザインが特徴のフロントバンパー、ポッテリ感を出したリアバンパー、自作のスケルトンフューエルカバーなど、ツートンカラー以外の気になるポイントはココからチェックせよ!!

オーナーが青春時代を過ごした昭和は、個性的なクルマが数多くラインナップされた時代。
そんな昭和のクルマに対する憧れを愛車にフィードバックしたのがこのNV350だ。

ボディカラーのモチーフとなったのは、初代レパードの姉妹車だった「日産レパードTRーX(トライエックス)」。
昭和の日産を代表する高級スペシャリティカーの1台で、ゴージャスな内外装が人気を集めたモデルだった。

そんなレパードTRーXがまとっていたツートンカラーを踏襲してNV350をオールペン。
塗装にエクストレイルのスチールブルーと、シルビアのスパークリングシルバーといった日産純正色を用いる点にも、日産車へのこだわりが感じられる。
オーナーが大好きなツートンは、昭和を強く印象付けることになった。

しかし、旧車イメージだけでコーディネートするのがオーナーの狙いではなかった。
もうひとつのテーマは「昭和と現代の融合」。
そのため外装の各部には現代流のアレンジが加えられているのも見どころだ。

フロントセクションは、ゴルヴァレイをベースに使いつつ、ワンオフに近い大胆加工を施す。
ロワグリルは大開口を備え、シルビアのインタークーラーをダミー設置するこだわりもみせる。

リアバンパーにはS.A.Dをベースに用い、こちらも大がかりな加工を施して原型と大きく異なるデザインとした。
テールランプ下部を大きく張り出させる加工を施すことで、ぽってりとしたリア回りを演出するのが狙いだったとのこと。

足元を彩るのはレクサーニのLX-7。
20インチにインサートを備えたデザインで、現代的でラグジュアリーな足元をメイクした。

昭和の香りと現代流カスタムを融合させたNV350。
憧れを形にした個性的なスタイリングが新鮮な1台となった。



>>仕事車ということもあり、快適な走行を得るためTDI-Tuningで走りを向上。モモのステアリングやピボットのタコメーター、ブースト計もインストールしている。


>>ユニバーサルエアーのエアサスをインストールし、Cノッチ加工でローダウンをキメる。足元にはラグジュアリーなデザインのレクサーニ・LX-7(20×️8.5J IN45)を履きこなす。


>>サイドステップにはシルクブレイズを装着する。


>>自作したスケルトンのフューエルカバーが、スポーティなムードを醸し出すのにひと役担っている。


>>S.A.Dカスタムジャパンのリアバンパーをサイドカットラインを純正ラインより押し出すためパテ埋めし、ポッテリ感を出した。形が気に入ったアクラポヴィッチのマフラーエンドをチョイスしたり、赤が映えるヴァレンティのテールランプを装着したりとスタイリングにもこだわる。


>>フロントセクションは独自のデザインを求めて、ゴルヴァレイのフロントバンパーをベースに大幅加工を施した。大きく開口させて、上部をくぼませることでより立体感を演出。さらに、メッシュ部の領域を広げることで、スポーティテイストも取り入れている。


>>一度はハイエースへの乗り換えに気持ちが揺らいだオーナー。しかし、NV350への愛が上回ったがため、愛車をより旧車カスタムに振り切ることに。憧れの昭和ハチマル車のレパードTR-Xに近いカラーリングの方向性を目指すべく、上部をスチールブルー、下部をスパークリングシルバーでペイントした。


>>ハイエース乗りの仲間たちに囲まれ、心が揺らぎながらも日産愛、もとい、NV愛を貫いたオーナー。昭和の高級スペシャリティカーをモチーフにしたカラーリングに大満足♪


『カスタムCAR』2020年2月号掲載
(記事中の内容は掲載当時のものを主とし、一部加筆したものです)
BASE CAR:NV350キャラバン・ナローボディ・プレミアムGX/2012年型
SOURCE:klc Limited 共栄工業、ユニバーサルエアー、ジョーカーデザインプロダクション

PHOTO/浦野浩之 TEXT/土田康弘

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