【4駆→2駆へ!!】低さを求め、メンバー総移植という大ワザをブチ込んだ生足200系ハイエース!

生足シャコタンフォルムが美しい200系ハイエース

       
レペゼン青森の純ベタ仕様は
雪国禁断の4駆→2駆化を敢行

【画像7枚】こだわりの木材で高級感あふれるラゲッジメイク、メンバー総移植で2駆化を敢行した足回り、2Pリムを純正フェンダーにタックインした足元など、シャコタン化へのテクニックの詳細はココをチェック!

DRスタイルのデモカーに衝撃を受けたオーナーは、「生足でトコトンサゲたい」と一念発起。
雪国出身のため、4WDに乗っていたのにも関わらず、低さを求めてメンバーごと2WD化するという大ワザをブチ込むことに。

というワケで、足回りには、生足で下げるための工夫が満載。
まずは3インチブロックに加え、20mmのブロックを追加。
さらに、リーフは純正をバラして組み替えるマル秘処理を加え、2.5インチ程度のダウン量を確保する。
合計6インチオーバーの生足ロワードは見事のひと言だ。

さすがにここまで車高を下げると、各部が干渉してしまうため、その対策も抜かりない。
まずは、マフラーやオイルパンなどのヒットが心配されるので、フロアにはスチールパネルを使ったアンダーガードを新設。
さらに干渉するフェンダーはDIYでカット。
アッパーアームは4WD用だとキャンバーが付きすぎるため、2WD用のパーツを組み込むという、手の込んだワザを駆使している。

一方、外装はシンプルを徹底した“純ベタスタイル”を追求。
フロントマスクはグリル部分をオリジナル調合したガンメタで塗り分け、フェイスのメリハリを生み出している。
サイドボディは降雪地域は夏場も路面の荒れが激しいため、エアロレスでクリアランスを稼ぎつつ、寒冷地仕様モールで、雪国仕様をアピール&サイドシルを保護する。

内装は住宅用廃材をもらい受けてDIY。
フローリング材などのクオリティは高く、インテリアのイメージも高級感がただよう。

生足にこだわって激低を追求したこのハイエース。
ロワードのテクニックを多数駆使した下げっぷりには必見だ!!



>>フロアやコクピット後ろのキャビネットなど、内装の家具類はDIYで作り上げたもの。材料は廃材を利用している。


>>フロアには高級材であるバーズアイメイプルを使用。木目を生かしたフローリングが美しい。ほかにもバーチ材などを利用して高級感を引き出している。


>>ロワードしたくて4WD→2WDへと足回りの総移植を行った。フロントサスペンションのアッパーアームも2WD用に変更している。これは4WDのままではキャンバーが付きすぎる懸念から。リーフはいったんバラして組み直すという手の込んだ手法を採用。これだけで2~2.5インチ程度のロワードが可能となる。


>>ロワード化にともないフロントはフェンダーカット。低車高化に必要な作業は惜しみなく遂行する。


>>ホイールには、エセックスのENCMをチョイス。オーバーフェンダーは装着せず、スッキリボディを狙ったため、ノーマルフェンダーに収まる18×8J(IN35)をチョイスしている。


>>リアバンパーにはフロント同様にT.S.Dスタイリングのバンパーを採用。加工を加えることなく、シンプルに仕上げるのもオーナーの狙いだ。


>>近辺にハイエース専門店が少ないことから自動車修理工場の活用やDIYでカスタムを実施しているオーナー。足回りの加工アイデアに関しては、DRスタイルからアドバイスを数多くもらっているという。


『カスタムCAR』2019年11月号掲載
(記事中の内容は掲載当時のものを主とし、一部加筆したものです)
BASE CAR:ハイエース・ナローボディ・バンS-GL/2016年型
SOURCE:DRスタイル

PHOTO/サイトウタカシ TEXT/土田康弘

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