【激低生足プライベーター!!】計算された視覚効果でより低さを追求! ほぼDIYカスタマイズなハイエース☆

インタークーラーがガン目立ちな200系ハイエース

       
スポーティなスタイルで
ローフォルムに拍車をかける!

【画像7枚】スポーティなリアメイク、ダミーのインタークーラーが超お目立ちなフロントフォルムなど、気になるDIYメイクはココからチェック!!

足回りカスタムからエアロ加工までの多くをハイエース仲間とともにハンドメイドでこなしているオーナー。
足回りは徹底して生足にこだわり、なんと6インチダウンを達成したハイレベルな仕上がりなところにも注目したい。

足回りに用いられているのはバック9のダウンリーフ(1.5~2インチダウン)と、玄武の4インチブロック。
この組み合わせで約6インチのロワードを実現。
Cノッチやバンプカットなども施し、しっかり動く足にしている。

ホーシング上部のフロアパネルとの干渉部分は「ヒットを続けているうちに自然にクリアするようになりました(笑)」という、いかにもDIY的な仕様でもある。

18インチホイールをあえて選んだ(以前は20インチ履き)のは、ボディ加工なしで6インチダウンを可能にするためだ。

低さを追求する足回りとともに、外装カスタムの低さを感じさせるアレンジも特徴的で、そのひとつがフロントセクションだ。
T.S.Dスタイリングのワイドルックバンパーと組み合わせるダミーインタークーラーは、低い位置に目線を集中させることで、ローシルエットを感じさせるのが狙い。
バンパー両サイドのフォグも視線を下げる効果を狙ってストックよりも下方に移設。
この部分もハンドメイドでFRP加工したという力作だ。

さらに、エアロ加工も手が込んでいる。
フロントのグリル部分は奥にセットバック加工、さらにアッパーグリルはU型にくり抜く加工を施してシャープさを演出。
リアバンパーもヴォーグのエアロをベースに造形を大胆に変更し、ほぼワンオフ状態。
左出しワンオフマフラーの開口部などを設けてリアビューを彩っている。

ハンドメイドで好みのスタイルを追求し続けるオーナー。
足回りから外装デザインまで一貫した狙いが見えてくる。



>>多数の加工を施したT.S.Dスタイリングのワイドルックバンパー。加工のひとつがグリル部分のセットバックで、ストック状態よりもわずかに奥に引っ込めてメリハリを強化している。


>>フォグ回りは下方にリロケートし、視覚的な低さを印象付けつつ、エセックスのコンバージョンバンパーの形状を型どりして周囲を整えている。


>>左出しのマフラーもワンオフ。ウイングはワイド用のパーツをあえてチョイスして幅広感を出している。


>>リアエアロはヴォーグをベースにしているが、フィンの追加などさまざまな加工を施している。サイド部は下部をカットして路面からのヒットを抑える。


>>ホイールはレンソのRT7をチョイス。あえて18インチを選んだのは、ボディの大幅加工なしに6インチダウンするには、このサイズが最適だったことから。ドア内加工などもなく、激低フォルムが作れるのも狙いだ。


>>フロントセクションに燦然と輝くのはインタークーラー。このクルマの外装のアイコンとなっているパーツだが実はダミー。デザイン的に低さを感じさせるために導入したのがそもそもの狙いだ。ボトム方向にアイキャッチを作り、視線を下げる効果を発揮する。


>>「わがままな仕様もハンドメイドなら自由に時間をかけて作れる」とショップに頼ることなくプランに忠実なカスタムを実践しているプライベーター。FRP加工やメタルワークなど、さまざまなジャンルの加工を仲間内でこなし、レベルの高いカスタムをハンドメイドしている。


『カスタムCAR』2019年11月号掲載
(記事中の内容は掲載当時のものを主とし、一部加筆したものです)
BASE CAR:ハイエース・ナローボディ・バンS-GL/2012年型

PHOTO/渡部祥勝 TEXT/土田康弘

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