【ん!? コレ、ナンダ??】100系ハイエース&ボンゴをホイールキャップ&カジュアルメイクで魅せる♪

50種類以上のオールドホイールキャップを100系&ボンゴの足元に

       
絶妙なカジュアルメイクで
商用車をCOOLに演出☆

【画像8枚】サーファー仕様のボンゴ、ゆるくカジュアルメイクした100系、50種類以上のオールドホイールキャップなど、カジュアルメイクのポイントはコチラから!!

波待ちから車中泊まで快適に楽しめて、サーファー人気の高い箱車。
そんな実用性とともに自由気ままなカスタムを楽しんでいるのが、この100系ハイエースとボンゴのオーナー(兄弟)だ。

四季問わず、各地の海へ繰り出すほど熱心なサーファーである弟サンは100系、セレナと実用性重視でノーマルのまま乗り継いでいたのだが、飾らないラフさがカッコよく感じていたボンゴへ乗り換えた際に、カスタムの魅力へと開眼!
’70年代のサーファースタイルをイメージしつつ、経験豊富な兄からアドバイスをもらってカジュアルなカスタムを楽しんできた。

一方、クラウン・バンをメインカーとしてカスタムと波乗りの双方から楽しんでいたお兄サンも、箱車カスタムの盛り上がりやロワードのノウハウ充実へ刺激され、100系を新たに増車。
弟と同じく’70年代のサーファースタイルをコンセプトにして、ゆるーくカジュアルなカスタムを進めている。

そんな2人が目指すのは、西海岸で波乗りを楽しむサーファーのワーゲンバスといった仕上がり。
低く構えたカジュアル仕立てのボディに、ツラウチでマッチングしたホワイトリボンの足元。
大口径ホイールを履く箱車カスタムには目もくれず、この兄弟は「いかに小さく、ナローな履きこなしで仕上げるか」を徹底してこだわってきた。

ここで注目すべきは、通常ならアレンジ幅がない鉄チンの足元を自由自在にイメチェンできるホイールキャップカスタム。
’50〜’70年代と豊富に取りそろえたクラシカルデザインのキャップを日々の気分で使い分け、効果バツグンの魅せワザとして活用しているのだ。

型にはまらず引き出す味わい深さ。このノリこそが、商用車たる箱車カスタムのベストアプローチといえるだろう。



>>サーフィンメインでカスタムにはまったく興味がなかったが、手に入れたノーマルを2インチロワードしたフォルムに見事にハマって、ボンゴのカスタムをスタート。クルマ雑誌だけでなくサーフィン雑誌もチェックして、実用性も備えた’70年代のサーファースタイルへと仕上げた。


>>なおノーマルでFFのようなインセットとなるボンゴでは履きこなせるホイールの自由度が限られているため、アッパー&ロワアームとホーシング加工で前後25mmナロード。フロントにはサニー純正の5J、リアにはマークⅡ純正の5.5Jを与え、14インチでのクラシカルマッチングを実現している。



>>スモークやクリアレンズでカスタムされていた状態はオリジナルへと戻し、メッキ仕様だったカリフォルニアミラーはチッピングペイントでブラックアウト。さらにカルディナ用バンパーガードやカングー用ルーフキャリアをインストールして、さらりとカジュアルさを引き出した100系カスタムが完成した。


>>足元はボンゴと同じく、14インチをマッチングしたかったが、6H仕様では15インチが限界。そのため、ノーマルよりも20mm内側で履きこなせるキャラバン純正の6Jをマッチングした。理想だけでいくなら、リアをもう1インチ下げたフェンダーかぶりとしたいのだが、Cノッチ必須となってコストも跳ね上がるため断念したそう。


>>まるで食器のように保管されているオールドホイールキャップ。海外オークションも駆使して収集し、驚くことに50種類オーバー! 国産は’50前半〜’60年代、アメ車は’60〜’70年代を中心に取りそろえているゾ。


>>フロント4インチ、リア5インチロワードに仕上げたボンゴの足元。センター部分だけでなく、ディスク全体をフィンデザインで魅せたホイールキャップにより、往年のアメリカンスタイルをホワイトリボンとともに押し出した。



>>古さにこだわるほど、4枚セットでの入手は困難という部分を逆手に取り、近似形状で左右のホイールキャップのデザインを変えてきた100系の足元。フィンの長さひとつで、足元のイメージが大きく変わるため、スニーカーの靴紐を変えるような感覚で、色々なアレンジを楽しんでいる。


>>2台とも基本はDIYカスタム。カジュアル&サーファーメイク、ホイールキャップカスタムと、カスタマイズを兄弟で楽しんでいる。


『カスタムCAR』2019年9月号掲載
(記事中の内容は掲載当時のものを主とし、一部加筆したものです)
BASE CAR:ハイエース・バンS-GL/2003年型、ボンゴ・GL/1997年型
SOURCE:ハローオート、ワールドコーポレーション、 尾崎改

PHOTO/伊勢馬場建次 TEXT/四馬力

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