【実物大のチョロQ!?】ベースカーはひと桁万円! やんちゃチックな軽バン街道レーサー現る!!

やんちゃチックな足元でキメるエブリイクラシック

       
カワイイけど、ヤンチャ感は仏恥義理!
好青年が目指した “ワル”な街道レーサー

【画像7枚】新旧のホイールでやんちゃチックにキメる足元、小径ハンドル&水中花のまさに昭和なインテリアなど、ネオクラカスタムの全貌はココから☆

まん丸ライトがオチャメなこの1台は、歴代キャリイ/エブリイ最後の1BOXモデルだった平成3年デビューの51系エブリイ。
稀に使い倒された現役個体を目にすることもあるが、デビューから25年以上が経った今となっては、ネオクラシック世代の軽絶版車。
そんな旧車感覚でのコダワリのもと、激安ベースを逆手にとった奔放カスタムをエンジョイ中なのが、オーナーのゲタ車&オモチャでもある’96年型エブリイクラシックだ。

以前はHA23V型のアルトバンをイジっていたオーナーだが、前時代的テイストムンムンで、いかにも商用バンらしいルックスに惚れ込み、51エブリイへの乗り換えを決意。
業者オークションで外装ベコベコの使い古しを車両価格2万7000円ポッキリで落札し、ボディショップを営むお父様の手でオールペン含めたお色直しを敢行。
エブリイクラシック専用のレトロ調グリルは取っ払いつつも、カスタムVANミラー風の純正ミラーやメッキのライトベゼルはあえてキープ。
チンスポとリアアンダースポイラーをFRPでワンオフ製作し、昭和旧車風とした。

汎用のビス留めオーバーフェンダーを取り付けた足元は、フロント=ワークエクイップ当時モノ7J、リア=はろすぺエイトシックス10Jによるハミリムハミタイ極太履きで豪快にキメッ!!

オフセットやツラを度外視したホイールチョイスと、P.C.D.100→114.3変換も兼ねたスペーサーによる大胆不敵のワイトレ化が痛快かつ刺激的。

しかも、昭和の街道レーサーをオマージュした奔放メイクが功を奏し、族車ちっくな威圧感よりも、実物大チョロQばりのコミカルな可愛らしさが勝るトコが魅力のツボなのだ。

ちょい古エブリイで、チープな自家製カスタムにコダワる若きオーナーの遊び心に拍手〜、パチパチパチ♪



>>エブリイクラシックをベースにあえて選んだのは、通常の51丸目エブリイとは異なるメッキのライトベゼルとアメリカンミラーがキメ手となった。だが、純正のレトロ風グリルは好みじゃないので、スムージングしたとのこと。スポイラーはネットで入手の汎用品をDIYで加工装着している。


>>深リム履きであからさまにファットになったリアビューが刺激的♪ タイヤを覆いきれていないが、渋風味のオーバーフェンダーはネットで販売されているGold Jack製だ。


>>バンパー下のロワラインを合わせたリアアンダースポイラーは、フロントのチンスポと同じく知り合いのFRP屋サンに依頼した1点モノのワンオフメイドだ。



>>純正の木目風ダッシュパネルにエブリイクラシックの面影が残る運転席。オーナーの昭和風への憧れから、小径ハンドルや水中花シフトノブで街道レーサー風の装いにチェンジ! これらのアイテムで一番の高額パーツとなったのは、意外にもルームミラーに吊るしたオーダーメイドのサイコロ(ファジーダイス)なんだそう。


>>ホイールはフロントがワークエクイップの14×7J OUT2で、現在の復刻版にはない1ピースの当時モノがコダワリ。リアははろーすぺしゃるの“エイトシックス”の14×10Jで、アウトセット58のアグレッシブサイズだ!


>>ホイールのP.C.D.はフロントのエクイップが114.3に対し現車はP.C.D.100のため、114.3を履かせるべく、P.C.D.変換のワイドトレッドスペーサーで対処。リアの“エイトシックス”はP.C.D.100だが、問答無用の深リムでかなり攻めた足元となっている。


>>購入時はキズへこみ多数だったボディは、鈑金屋を営むオーナーの父上の手で修復。シッケンズの高級塗料を用いたオリジナルパープルで全塗装のうえ、ワンオフメイドのチンスポをあしらって昭和旧車ライクな味わいをプラスしている。


『カスタムCAR』2019年10月号掲載
(記事中の内容は掲載当時のものを主とし、一部加筆したものです)
BASE CAR:エブリイクラシック/1996年型
SOURCE:アクアR.K.ファクトリー

PHOTO/サイトウタカシ TEXT/コンヒデキ

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