【ステージ載せカスタム炸裂!!】アヒル男のSHOW TIMEを作り出すミニキャブ・トラックベースのガルウィングステージトラック♪

巧みなウッディペイントを施すミニキャブ・トラックがステージに!?

       
ウッディペイントが映える
アヒル男専用ステージトラック!!

【画像8枚】ひと目でギャラリーを釘付けにする豪華絢爛なショー(小)ステージ、近くで見なきゃ真贋つかない? 巧みなウッディペイント、骨組みからワンオフビルドしたガルウイングステージの全貌など、気になるカスタマイズの内容はココから急げ!

バスカー(大道芸人)って、ストリートや公園の広場でパフォーマンスするのが一般的。
だがしかし、こちらでご紹介するバスカー・スターダックトニーさんはひと味違うのデス!

「この軽トラが置ける場所さえあれば、日本全国どこでもパフォーマンスできますからね」と語る。
とはいえ、ただの軽トラでパフォーマンスしてもツマラナイ。
愛車のミニキャブの荷台に自分専用ステージをドッキングし、日本全国津々浦々を周りながらパフォーマンスを行うお方なのだ。

以前は友人と一緒に仕上げた開閉式の木製ボックスをステージとして使用していたが、車検のタイミングでリメイクを決意。
さっそく店舗デザインや施工を得意とするプロに依頼し、鉄骨とアルミ複合板でボックス型のウイング式ステージを製作した。

と同時に、テーマパークのような楽しげなデザインをコンセプトに「お客さんが現実を忘れて楽しめる空間にしたかったんです」と、オールペン&カスタムペイントによるお色直しも敢行。
黄色いアヒル帽子を被ってパフォーマンスを行う彼のイメージカラーでもあるイエローを基調に、ウッディペイントでエクステリアをブラッシュアップした。

さらに、レッドカーテンなどでゴージャスに飾り立てたこだわりのステージ自体もポイント☆
ステージにはアンプや機材に加え、照明のフットペダルやシャボン玉製造マシン、マジック道具が入ったボックスなど、パフォーマンスアイテムが所狭しと並ぶ。
まさにトニーさんの、トニーさんによる、トニーさんのためのステージが完成したというワケだ。

エンタメ感満載のトラックは、インパクト満点!
パワーアップした相棒とともに、バスキングの旅はまだまだ続く!!



>>純正アオリは撤去し、ベッドサイズピッタリにステージを形成。アヒル帽子がトレードマークのトニーよろしく、イエローでオールペンした上からカスタムペイントを施す。純正サイドパネルもスッキリしたリアビューに貢献している。


>>ホイールは純正鉄っちんをブラックアウト。フランジを塗り分けた差し色もイイ感じデス♪


>>ボディサイドを彩るハイクオリティなウッディペイントは、メッキモールで縁取ることで、ウッドパネルを装うカントリーテイストなフィニッシュとなっている。“STARDUCK TONY”のレタリングやボディカラーなど、黄色と茶色を使い分けながら、まとまりの良いデザインに仕上がっている。


>>バスキングカーのベースは、’99年型の6代目ミツビシ ミニキャブ・トラック。お気に入りがルーフ上の行燈。イエローからオレンジに色が濃くなるグラデーションが気に入っているとのことだ。


>>この仕様になるまでは仲間と製作した開閉式の木製簡易ステージだったが、鉄骨+アルミ複合板による重厚な開閉式ボックスへと大胆リフォーム。屋外カーショーなんかでよく見かけるステージトラックと同様に、助手席側のボックスが大きく90度開いてステージとなる。カーテンで仕切られた運転席側のボックスには、パフォーマンスで使用する小道具が満載だ。


>>第一印象でにぎやかさを印象付けるため、バックステージやステージ下には厳選したレッドカーテンを採用し、ステージを華やかに仕立てている。ステージには音響などパフォーマンスに不可欠な機材が積み込まれているほか、ウッドで製作した手すりなども装備。手すりが置いてある荷台からせり出した部分はアオリではなく製作物で、人が乗っても大丈夫!! 少しでもギャラリーと近い距離感でパフォーマンスを行うためには必要不可欠な部分なのだ。 


>>今回のステージは、新緑に映える奈良のとあるキャンプ場。イエロー×ウッドボディの軽トラックの荷台から現れたステージに座れば、もうそこはトニーの独壇場となる。アヒル帽にウクレレギターをかき鳴らし、マジックショーにシャボン玉……。見て聴くだけで元気になれること間違いナシ!


>>バスキング(大道芸)で日銭を稼ぎながら世界1周を達成した人物。「感動を見つけるために、人生を旅のように生きたい」と、この軽トラとともに日本全国を放浪中だ。今日もどこかでアヒル帽子のトニーが出現しているかも!?


『カスタムCAR』2019年7月号掲載
(記事中の内容は掲載当時のものを主とし、一部加筆したものです)
BASE CAR:ミニキャブ・トラック/1999年型

PHOTO/高原義卓 TEXT/岡本 晃

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