【スラムドトラッキン的な激低美】美麗なステンレス製タワーにクギ付け!

       
先代モデルの100系カスタムが熱い! 斬新なカスタム手法を投入したユーザーカーが続々現れるなど、極上のカスタムが競い合うように出現しているのだ。そんな中でも抜きんでた存在として注目したいのがこちらの100系ハイエースだ。



ロワード、激低にこだわるユーザーは1BOXでも多くなってはいるが、注目すべきは「魅せるサスペンション」にまでデザインを昇華させた点だろう。外装パーツなどもゴテゴテと飾り立てる方向性ではなく、いわゆる引き算のカスタムを徹底しながら、トラッキン的手法をバランスよく取り入れた。

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最大の見どころは言うまでもなくリアサス。



Cノッチ、フロアカット、4リンク化、エアサスを大胆投入。そしてMDF+強化ガラスを使ったディスプレイボックスを設置して、エアサスユニットやサブフレーム、リンク類などを魅せる構造とした点。サス回りに施されるステンパイプのデザインはオーナー本人が図面を引き(図面製作は本職)、実兄が溶接したという兄弟合作のDIYだ。しかも、このクルマ、バイクトランポとして実用できる点にも注目。リアサスのディスプレイボックスの中央部には凹みが設けられ、ここにフロントタイヤをセットし、バイクを固定する仕組み。これもオーナーのアイデア&自作によるものだ。

また、ホーシングには片側20㎜のナロード処理を施し、フェンダー内に20インチの9.5Jリムを飲み込ませてしまうセッティングとしたトコロもトラッキン意識のフィニッシュとなる。



オーナーによる斬新なアイデアの数々=難カスタムを、ハイカラー&アメンドの腕利きショップによる徹底サポートで結実。これらにより類い稀なる100系カスタムが誕生した。


『カスタムCAR』2017年3月号掲載
BASE CAR:ハイエース・バンS-GL 1995年型
SOURCE:HICOLORAMEND

PHOTO/佐藤亮太

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