美姫丸 鏡面パーツとペイントを多投し完全武装したアートトレーラ!

カミオン編集部 2023/08/23

奈良県に拠点を置く気鋭のアートカンパニーが手塩にかける愛車は、鏡面パーツを中心にキャブ周りを豪快に飾り上げた秀作トレーラヘッドだ。

　　　　　　　

全ての画像を見る




各所に組み合わせた大型パーツは、地元のアートファクトリーの西口鉄工でトータルプロデュース。なかでも、前面に3段分のアンドンスペースを設けたラッセル戻しバンパーは、油圧可動仕様とすることにより仕事での実用を最大限に追求。

ナンバーボックスの下側に丸型の筒出しステンレスを配すほか、両サイドには角型スリットを採用するなど、ディテールにも多彩にみどころを用意している。

また、キャブトップには菱形棒チップをあしらったミラーステーと、厚みをたっぷり取った平型バイザーをコンビネーション。リレーマーカーを内蔵して電飾ボックス化を図ったミラーステーのブレ留めも特筆に値するビューポイントだ。

一方、マーカーやLEDをインストールしたサイドバンパーやリアバンパー風のルックスを披露する10連テールボックスなど、後方のスペースにもオリジナリティに富んだアートポイントを多数用意する。

天空へと伸びる野太い煙突マフラーは、アメリカンビッグリグを彷佛とさせる目玉パーツとして、十分な存在感とスケール感をアピールしている。 なお、プロテク背面に「不動明王」、ドアに「龍＆虎」を描くなど、人気ペインターのエアブラシ平山が手腕を振るったモノトーン調のペイントも、独特な味わいを好演出するほか、ニックネームを刻んだバスマークもフロントマスクを彩るアクセントとして効果を上げている。40フィートのコンテナを連結した雄姿も威風堂々とした会心のアートトレーラだ。

【写真6点】重厚な荷姿がよく似合うダンディかつ剛健なアートフォルム。

カミオン2008年10月号トップアートをもとに再構成

タグ：

RECOMMENDED

RELATED