いすゞエルフ×三菱ふそうキャンター 飾りを楽しみつつ生活を謳歌する薩摩隼人の同志!

競演、共演、協演、饗宴……。「アートが絆のすてきなライバル対決! ザ・ライバルバトル」コーナー。2009年11月号では、薩摩隼人の小粋な2t車!

       

ユニークな掛け合いが漫才コンビのよう!

鹿児島在住のさっちゃん號さんと影舞者號さんが知り合ったのは、今から2年ほど前。アートトラック岡崎かごしまで偶然顔を合わせたのだという。お互いに「ガラが悪そう」という第一印象だったそうだが、話をしたらすぐに打ち解けたそうだ。

「影舞者號さんは明るくて、誰に対してもフレンドリーな方ですね。鹿児島中のトラッカーと仲良しですし、会合や飲み会も、いろいろな意味で深川さんがいないと始まらないんですよ(笑)。飾りへの情熱もすごくて、スタイルがどんどん進化させています。あの行動力には脱帽です!」。

一方「さっちゃん號くんとはすっかり仲良しですよ。お互いに今は独身ですので、『彼女を紹介してよ!』みたいなやり取りも平気でしてますから(笑)。でも最近彼女ができたようで……ちょっと悔しい思いをしてます(笑)。飾りの話題でもさっちゃん號くんとはよく盛り上がりますね。次はああしようこうしようって、夢みがちな話をするのが楽しくて(笑)。じつは弘吏くんが今付けているフロントバンパーは、もともとボクが付けていたやつなんですよ。親友がパーツを受け継いでくれるのは嬉しいですね」。

幼なじみかと思うほど仲良しなご両人の夢は、お互いの結婚式に出席することだとか。「さっちゃん號というニックは実は彼女の名前から取っています(笑)」とのろけると、「オレにも女を紹介しろ〜!」と声を荒げる影舞者號さん。ゴールデンコンビの夢がかなう日が来るのは果たしていつ!?




キャブ前面を中心に大型パーツを過積載。

自営で外装工事を請け負っているオーナーが、毎日仕事で使っているさっちゃん號は、ビッグスケールな大型パーツを中心に、全身を果敢にアートアップした1台だ。 キャブ周りには、深川さんから譲り受けた約80㎝の出幅を誇る前出しバンパーをはじめ、角おこしパイプ3本を並列に組んだミラーステー、ミラーステーに固定しマーカーを並べたブレ留めなど、派手さ控えめながらも独創性に富んだパーツを採用。フルメッキ化を図ったフェイス周りとの相性もバッチリで、観る者の視線をクギ付けにする。

一方の荷台周りは、プロテク前面を彩るメインアンドンが人目を引くほか、LEDを並べた2段サイドバンパーや、左右に丸テールを1発ずつ配した小型リアバンパー、その上方に設置した3連丸テールなど、アンダー部にも魅力的なパーツをコンビネーション。ダブルキャブのフォルムを生かしつつ個性的に仕上げたスタイルが好感度◎だ。




細部加工も冴え渡るモダンメイクが必見!

日々進化し続けている影舞者號は、小次郎丸船団の静岡支部のメンバーから譲り受けたのち、オーナーが積極的にアートアップを展開。石倉板金の大型パーツと関口工芸のペイントのコンビネーションが光る秀逸車だ。

キャブ周りに組み合わせた大型パーツは、細部まで徹底して作り込んだ舟型バイザーや、菱形棒チップデザインをあしらったミラーステーなど、キャブトップを彩る斬新パーツが大きなみどころ。キャブボトムに装着したラッセルもどしバンパーや、フロントメッキパネルに君臨する巨大バスマークもオリジナリティを好アピールしている。

一方、荷台周りにも、角パイプ基調の重厚なハシゴや、電飾丸から譲り受けたサイドバンパーなど、魅力的なワンオフパーツを多投。圧巻は、関口工芸が描いた「七福神」のケツブタペイントだ。文句なしの完成度でアート・ファンを魅了している。同じく関口工芸の筆致が光るアンドン類もお見逃しなく!

【写真10点】車格以上の存在感!

カミオン2009年7月号ザライバルバトルをもとに再構成

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