一竜丸 「我」と「華」を満載したガンダム系の満艦飾ダンプ!

ダンプアップ時に姿を現すアートフィルムは、兄弟の干支対決(虎vs龍)が大迫力。実際の二人も仕事とアートの両面で切磋琢磨する良きライバルだ。

       



奈良県の気鋭アートカンパニー「徳龍建設」の徳永竜也専務が駆る一竜丸は、名工・西口鉄工がパーツ製作を担当した圧巻のガンダム系ダンプだ。

ディテールに意匠を凝らしたフロントバンパーをはじめ、角おこしパイプ×3本を並列に組んだミラーステー、前面&側面に白いカラーパネルを組み合わせた平型バイザーなど、キャブ回りには、見応え満点の鏡面パーツを豪快にラインナップ。運転席側のドアで躍動する“虎”の絵は、徳永さんの干支にちなんだ秀作で、地元では、弟の愛車(徳龍丸)に描いた「龍」との兄弟対決で知られている(その対決はプロテク前面のフィルムでも表現されている)。

一方の荷台回りは、プロテクトップ、アオリ、サイドバンパーの素材をバラ柄のエッチングステンレスで統一し、周囲にエレガントな雰囲気を好アピール。コーポレートカラー(紫×ピンク)とのコントラストも大きな見どころだ。なお、リア下回りの中央と左右には、それぞれ3連×2段の角テールを配置。コボレーンシート同色の泥除けには、祖父の出身地だという「薩摩」の文字を刻んでいる。グルリと360度、全方位に個性を光らせた傑作ダンプだ。

【写真6点】ガンダム系の満艦飾!

カミオン2012年1月号トップアートをもとに再構成

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