舞子丸 歴史的名車のオマージュで復活&誕生したデコトラスタイル!

福岡県在住のオーナーが乗る昭和56年式三菱ふそうFK・舞子丸は、映画『トラック野郎』シリーズの一番星号にインスパイアされた'70年代スタイルが圧巻の名物アート車だ。

       



サビ落としやパテ埋め、鉄板溶接など、腐りかけていた車体のレストアから始まったアートアップは、箱3面画を除く作業のすべてを自身が担当。2色で塗り分けたキャブ回りには、’70年代を意識してあえて輝きの鈍いステンレスでこしらえたフロントバンパーを筆頭に、美しく弧を描く丸型バイザー、マーカーアーチを備えたシートキャリアなど、昭和ルックな自作パーツが目白押し。フロントパネルを席巻する鷲のレリーフ&V字マーカーや、石目ガラスアンドンも見逃せないビューポイントだ。

一方の荷台回りは、箱3面に一番星号のペイント(運転席側が第3作、助手席側とリア観音扉が第4作の絵柄)を再現するほか、箱回りに流したマーカーや、波絵入りのサイドバンパー、当時モノのテールランプを配したリアバンパーなど、随所に散りばめたデコトラ風情も見応え十分。ノスタルジー満点のスタイルは、その完成度も申し分なく、目の肥えたファンの驚嘆を誘っている。

【写真6点】隅々まで一番星号!

カミオン2012年1月号トップアートをもとに再構成

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