マッキー号 高精度な大型鏡面パーツが黒塗りボディに輝く美麗ダンプ!

茨城県の光商事といえば、黒塗りのボディに、ボディ同色塗りのパーツを組み合わせた黒装束スタイルで独自性をアピールするダンプ軍団だ。そのなかにあって、オペレーターがワッパを握るマッキー号だけは、ボディ同色塗りのパーツではなく、全身に自身の好みの鏡面&メッキパーツを多投し、黒塗りボディとの美しいコントラストを演出。他車とは一線を画すスタイルを確立している。

       



重厚さと華麗さを兼ね備えたワンオフパーツ群は、JETと折原製作所の両ファクトリーが製作を担当。なかでも、両脇にシャープなスリットを備えたラッセル戻しバンパーをはじめ、8角ロケット、舟型バイザー、角おこしパイプ3本仕様のミラーステーなど、キャブ周りに組み合わせた鏡面パーツ陣は、いずれもハイレベルな個性と完成度を両得。上質なメッキパネル類とのバランスも申し分なく、周囲に高品位な雰囲気をふりまいている。

一方、荷台周りの目玉となるプロテクトップは、全体を多面的なフォルムで造形すると同時に、その前面と両サイドにバランスよく鏡面をコンビネーション。横方向に溝を設けてルーバリング風のデザインをアピールしている点も特筆ポイントだ。なお、特大サイズのサイドバンパーは、リアのタイヤハウスや、アオリの下側に流した鏡面ラインとのマッチングが秀逸。

そのほか、ダンプアップ時に姿を現すプロテク前面に“光商事”の社名を刻んだメインアンドンを装着したり、リア下周りに3連テールボックス×3を整然とレイアウトしたりと、ディテールにも多彩なみどころを用意する。大型パーツを駆使しつつ、ツボを押さえたアートワークで、オリジナリティの獲得に成功した注目の美麗ダンプだ。

【写真6点】鏡面と黒塗りの迫力。

カミオン2008年9月号トップアートをもとに再構成

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