男義丸 本誌看板ページに4たび登場のデコトラ日野プロフィアダンプ!

全身をスキなく飾り上げながらも、より独創的なスタイルを目指して、どん欲にアートし続けているエネルギッシュな1台だ。

       



完全リメイクを実施したキャブトップでは、橋本工芸製のアンドンを収めた2段平型バイザーと、菱形棒チップをあしらったミラーステーが絶妙なコンビネーションを披露。

また、フロントバンパーは、以前のラッセル戻しタイプから、その昔に装着していたエアロフォルム風のものへと変更したうえで、ボトムエンドには抜きデザインを多投した先鋭的な電飾ボックスをジョイントする。

そのほか、ミラーステーのブレ留めにマルチカラーLEDを内蔵した星型筒出しステンレスを並べたり、バスマークを“ダンプ烈伝”と刻んだものに変更したりと、大技&小技を問わず全身に手を加えている。常にスタイルを進化させ続けることで、アート・ファンの目を楽しませているのだ。

一方の荷台周りでも、’00年当時に装着していたサイドバンパーをリフォルムしつつ再装着するほか、波板に青字+白フチで“DANPU EXPRESS”の欧文を新規でレタリングするなど、オリジナリティに富んだアートアップを展開している。

人物画を得意とするブルーキャットが手腕をふるった注目のケツブタペイントは、’80年代に一世を風靡した女性シンガーの姿をリアルに描き上げた秀作で、リアビューの大胆なイメージチェンジにひと役買っている。

【写真6点】アートダンプに対するオーナーの美学が垣間みえる傑作車。

カミオン2008年7月号トップアートをもとに再構成

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