虎鬼丸 名匠によるパーツ＆ペイントで本格レトロの魅力を徹底追求した美濃の日野スーパードルフィン

カミオン編集部 2023/07/18

中京地区で積極的なアート活動を展開している虎鬼船団が誇る看板車は、実力ファクトリーのアートフレンドが製作した高精度なパーツ群と、名匠のすずき工芸の芸術的なペイントのコラボレーションが光る1台だ。

　　　　　　　

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舟型バンパーをはじめ、グリルアンドン、ウイングマーク、弁当箱などをバランスよくレイアウトしたキャブ前面はもとより、ウロコステンレスの土台のうえに設置した鳥カゴ型シートキャリアや、丸パイプハシゴ、前面に2段でマーカーを並べた平型バイザーなど、キャブ周りには、レトロムードを漂わせたワンオフパーツ群を積極的にラインナップ。

また、ヘッドライトバイザーやキャブサイドの手すりパイプ、サクラ柄の反射シールをあしらったホイールスピナーなど、随所に散りばめたディテールメイクもいぶし銀の魅力をふりまいている。

一方、全身を彩るすずき工芸のペイントも注目ポイントで、アオリやキャブサイドにすずき文字を多投するほか、プロテク背面に“虎退治”、ケツブタに“サメ退治”をモチーフにした見応え満点のペイントを施す。ダンプアップ時に姿を現すプロテク前面の波絵も、アート・ファンのおめがねにかなうアイデンティティとして異彩を放っている。

なお、プロテクトップの2連をはじめ、各所に組み合わせたアンドン類も、すずき工芸の秀作モノで統一。朱色のグラーデーションカラーに緑の文字を組み合わせた個性的なカラーリングも功を奏し、他車に類をみない華やかなビジュアルの獲得に成功している。

走行距離が115万㎞を突破した古豪だが「ぶっ壊れるまで乗ります！」と、添い遂げる覚悟を決めている。

【写真8点】すずき工芸の筆致を全身に刻むぜいを尽くしたディテール群。

カミオン2008年2月号トップアートをもとに再構成

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