トップアート 要所を飾り上げる逸品群に加えディテールの見応えも十二分! 桃組一家

存在感満点の舟型バイザーは上段を2段にアレンジ。丸棒菱チップやマーカーを組み合わせて独自性あふれる仕上がりをみせる。

       



鏡面パーツとモダンなアートパーツを組み合わせて華やかなキャブパートを印象付ける桃組一家。

「自分は根っからのアート好きではない」が、運転が好きでトラックに乗り始め、周囲の影響でアートを知って以来、気が付くとハマっていたという。

10年の歳月を掛けて飾り続けたレンジャーは、その時々に自分が付けたいと思ったパーツを装着してきた。自然とアートを知り始めた’90年代を思わせるスタイルになったそうだ。

トップパートは鳥カゴ型シートキャリアに舟型2段バイザー、角おこしパイプのミラーステーで飾り上げる。上下を分割したバイザーは、独創的なミミのデザインも相まって、オリジナリティ満点だ。

キャブボトムには切れ味鋭いフォルムのラッセル戻しバンパーを据え付け、フルメッキのマスクを一段とハードな雰囲気に見せている。

キャブを大型パーツで大胆に飾り上げているが、オーナーが本当にアピールしたいのは表面的なパーツではない。エアタンクのステーやキャブチルト用のレバーなど、見えづらい部分にオリジナルパーツを駆使。荷箱の前後を飾るガセットは丸棒ではなく角おこしのステンレスで縁取りがなされている。小型貨物制作所の協力によって生み出された、ひと味違うディテールアートが何よりのお気に入りだ。

各所の写真はコチラから。

写真:秋元栄二郎 文:CAT菱川 カミオン2019年2月号をもとに再構成

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