その心臓はバブル期登場の直列6気筒1JZ型|快適旧車カスタム|74年式クラウン スーパーサルーン Vol.3

元々捨てられる寸前の部品取り車だったとは思えない美しいボディ。バンパーやグリルのクローム部分もしっかりとレストアされ、美しい輝きを放つ。

       

クラシックなビジュアルにモダンなメカニズム


プライベーター作とは思えないほど美しく仕上がったクラウンだが、今後もさらなるプランが控えているという。

まずエンジンは、現状が「低中速が遅い」ということで、JZX100に搭載されていたVVT-i付きでよりパワフルな1JZ‐GE型へと交換予定。

それに伴い、ミッションも現在のW58からR154へと変えられる予定だ。

またそもそもベンチ/コラムのクルマをフロアMT化したので、シートをセパレート化したうえで内装の張り替えも行いたいそうだ。





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 とはいえ、実は中島さんは、この腕を買われて、周りの人間からスワップ作業の依頼が相次いでおり、しばらくは自分のクラウンを触る時間はゼロらしい。

しかしこのクラウンの仕上がりを見れば、それも無理もないだろう。





リアガーニッシュに設けられた給油口がこの時代のクラウンの特徴。

バンパー下部に装着されるオーバーライダーはスムージングされ、スッキリとしたリアビューを演出している。





フロアシフトとの相性の問題から、ベンチシートは外される予定。





フロア化されたミッション。



Nostalgic SPEED vol.002 2013年 11月号(記事中の内容はすべて掲載当時のものです)

text : Takayoshi Suzuki/鈴木貴義 Photo : Akio Hirano/平野陽

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