最後にふさわしい装備で発売された1500台の限定車、その名も「スピリットR」|マツダ戦記|2002年式 マツダ RX-7 スピリットR タイプA

フェンダーに配されたスピリットRのエンブレム

       
【マツダ戦記|2002年式 マツダ RX-7 スピリットR タイプA】

1991年12月の発売から2002年8月の生産終了まで、約11年間にわたって生産されたFD3S。
このモデルライフのなかで数回のマイナーチェンジが行われ、1型から6型まで存在することは皆さんもご存じだろう。

初めてのマイナーチェンジは93年8月。
1型から外観上の変更点はほぼないが、足まわりのセッティングやボディ剛性の向上などが行われた。
3型となったのは、95年3月のこと。
エクステリアではリアウイングの形状が変更され、2本足タイプに。
さらにグレード体系が見直された。
翌年96年1月の改良で4型となり、リアコンビランプのデザインを変更。
加えて、ECUを含めたエンジン関係を見直し、MT車の最高出力が265psに向上した。
また、97年10月に車名が「アンフィニRX-7」から「マツダRX-7」に変更されたことも大きなトピックだ。

【画像17枚】最後まで進化し続けた 唯一無二のロータリーロケット。バルクヘッドに貼り付けられているのは、スピリットR専用プレート。シリアルナンバー入りで、開発者である貴島孝雄さんのサインも入る

FD3S最大のマイナーチェンジが行われたのは99年1月。
これで5型となり、エンジンは補機類を含めて大幅に見直され、最高出力はついに280psに到達(MT車)。
併せて、フロントバンパーとリアスポイラーのデザインがリファインされた。
そして、最後のマイナーチェンジを2000年9月に実施。
大きな変更点はないが、6型ではABSの制御がより緻密になり、ホワイトメーターなどが採用された。

メーターも専用品で、ホワイトの文字盤に「SPIRIT R」のオーナメントマークがあしらわれる。<br />
>> メーターも専用品で、ホワイトの文字盤に「SPIRIT R」のオーナメントマークがあしらわれる。

【画像17枚】最後まで進化し続けた 唯一無二のロータリーロケット。自主規制いっぱいの280psに到達した13B-REW型。タワーバーはスピリットR全仕様の共通装備だ

TEXT:Rino Creative/リノクリエイティブ PHOTO:AKIO HIRANO/平野 陽 COOPERATION:TOTAL SEVEN/トータルセブン TEL 0568-53-0707 http://www.total7.jp

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