レトロ自販機の聖地群馬県の名店！　「オレンジハット」に行ってきた！｜レトロ自販機の旅【第9話】

Nosweb 編集部 2024/09/24

レトロ自販機の聖地群馬県の名店！　「オレンジハット」

　　　　　　　

全ての画像を見る

【レトロ自販機の旅09】

【画像27枚】レトロ自販機の聖地群馬県の名店！　「オレンジハット」

このコーナーを楽しみにしている読者の皆さんは群馬県がレトロ自販機の聖地であることはご存じだろう。そして、その中でもオレンジハットが一大チェーン店であることも当然のように知っていると思う。

自販機店の有名店「オレンジハット藪塚」がその名を知らしめたのは、めん類、ハンバーガー、トーストサンド自販機の御三家が揃っていることだけではない。国内最後のかき氷自販機が稼働していたためだ。残念ながらかき氷自販機は2012年に動かなくなり、撤去されてしまったが、それまで稼働していた理由はオーナーの能力によるところが大きい。

もともとエンジニアだったオーナーは、生産中止となりメンテナンスもままならなくなった自販機を修理して運用。自分で図面を引いて、動かなくなった自販機を稼働させ続けた。


>>多くの自販機店と同じく、メインはゲーム機となっている。敷地も他と同じように横長の構造で、店の前には十数台規模の駐車場を完備。自販機は富士電機のうどんそば自販機をはじめ、太平洋工業のトーストサンド、星崎電気のハンバーガーが揃う（取材時は修理中）。また、過去には星崎電気のかき氷自販機が稼働しており、オーナー櫻井さんの手によって改造された冷やしたぬきそばなど独自の自販機も存在していた時期もある。店内はキレイに清掃され、イートインスペースも十分だ。


>>オレンジハット藪塚のオーナーである櫻井和男さん。もともとエンジニアであったため、自販機の構造を熟知しており、他の機械で使われている同機能パーツなどを流用したり、必要な場合は図面を引いて部品を作り、補修を行っている。自販機を稼働させるために必要な人だ。

【画像27枚】レトロ自販機の聖地群馬県の名店！　「オレンジハット」

次ページ　>　メカニックと部品の確保が難しいのがレトロ自販機業界の課題だ

タグ：

RECOMMENDED

RELATED

RANKING