モディファイされたクルマが勢揃い|SEMA SHOW 2019 【3】


 最近のターボ車は電動アクチュエータを備えるケースが増えているが、新型車で普及した技術が時間を置いてアフターマーケットに浸透するのは、よくある話。これまでもインジェクション、パワステ、エアコンなど、旧車をモダンにアップデートする手段が増えてきたが、フルコンとの相性がいいデジタルダッシュなど、今後の普及に期待したいパーツ類にも注目したい。

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ダットサン510“Brock Buster”

ダットサン510“Brock Buster”

ブレイル・バッテリーのブースに展示されたのは、かつてBREの創始者であるピート・ブロックさんが製作し、マテル社がプラモデルまで作ったコンプリート・チューンドの「ブロック・バスター」。510チューナーのトロイ・アーミッシュさんが発見した本物の車体をベースに、長年かけてレストアを敢行。SCCAを制覇したBREの510に盛り込まれたモディファイをベースにしたストリートチューンを再現した。

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ブレイル・バッテリーのブースに展示されたのは、かつてBREの創始者であるピート・ブロックさんが製作し、マテル社がプラモデルまで作ったコンプリート・チューンドの「ブロック・バスター」。510チューナーのトロイ・アーミッシュさんが発見した本物の車体をベースに、長年かけてレストアを敢行。SCCAを制覇したBREの510に盛り込まれたモディファイをベースにしたストリートチューンを再現した。


ダットサン240Z

ダットサン240Z

昨年のSEMAでデビューを飾り、大きな話題を呼んだショーン・バセットさんのフルカーボンボディZ。タイムアタック出場やフーニガンの撮影など大忙しの1年を過ごし、今年はホーリー・パフォーマンスのブースに展示された。LS型V8エンジンには新たにホーリーのバルブカバーやEFI ECUなどが採用され、フロントウイングのサイドには6インチワイドを実現する新作のスプリッターが追加されている。

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昨年のSEMAでデビューを飾り、大きな話題を呼んだショーン・バセットさんのフルカーボンボディZ。タイムアタック出場やフーニガンの撮影など大忙しの1年を過ごし、今年はホーリー・パフォーマンスのブースに展示された。LS型V8エンジンには新たにホーリーのバルブカバーやEFI ECUなどが採用され、フロントウイングのサイドには6インチワイドを実現する新作のスプリッターが追加されている。


66年式│ダットサンフェアレディ

プライベートビルダーのマイク・スパグノーラさんが製作したダットサンフェアレディは初お披露目となるパンデムのワイドボディキットを装着。エンジンはS14由来のSR20DET型に換装され、ターボネティックスの10784タービンを備える。AEMのカーボンスクリーンを備えるフルカスタムの内装など、見どころたっぷり。

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プライベートビルダーのマイク・スパグノーラさんが製作したダットサンフェアレディは初お披露目となるパンデムのワイドボディキットを装着。エンジンはS14由来のSR20DET型に換装され、ターボネティックスの10784タービンを備える。AEMのカーボンスクリーンを備えるフルカスタムの内装など、見どころたっぷり。


73年式│BMW 2002

前後サスペンションをE90の335iから移植したスーパーワイドな2002。ワイドフェンダーはシートメタルから作られたカスタムメイド。エンジンはF80型M3およびM4に搭載されているS55型直列6気筒ターボに換装し、ヴァイブラントのチタンパイプを駆使したワンオフのターボセッティングが施されている。

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前後サスペンションをE90の335iから移植したスーパーワイドな2002。ワイドフェンダーはシートメタルから作られたカスタムメイド。エンジンはF80型M3およびM4に搭載されているS55型直列6気筒ターボに換装し、ヴァイブラントのチタンパイプを駆使したワンオフのターボセッティングが施されている。


ダットサン240Z

OPTIMAバッテリーがスポンサードするタイムアタック競技「USCA」に参戦するダットサン240Z。USCAはトラック競技での得点に加え、モディファイの内容や仕上げの美しさなどもポイントとして加算されるため、ゴリゴリの競技車両でありながら、キレイに仕上げられている車両がたくさん参加している。インジェクション化されているこちらのL型チューンも、実に美しい仕上がり。タイヤ/ホイールはブリヂストンのポテンザRE-71RとTE37の組み合わせだ。

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OPTIMAバッテリーがスポンサードするタイムアタック競技「USCA」に参戦するダットサン240Z。USCAはトラック競技での得点に加え、モディファイの内容や仕上げの美しさなどもポイントとして加算されるため、ゴリゴリの競技車両でありながら、キレイに仕上げられている車両がたくさん参加している。インジェクション化されているこちらのL型チューンも、実に美しい仕上がり。タイヤ/ホイールはブリヂストンのポテンザRE-71RとTE37の組み合わせだ。


55年式│ポルシェ550スパイダー

55年式│ポルシェ550スパイダー

トーヨー・トレッドパスには2台のポルシェ550スパイダーが展示されていた。製作者は同じエディソン・サリクシアンさんで、デザインレンダリングは3Dアーティストのジョン・シーバルさんが担当。グレーとブルーが基調の1台は、スバルのEJ25型水平対向4気筒エンジンをターボ化して搭載。ヴァイブラントのチタンパイプや17インチのHRE製527Sホイールを履くなどパフォーマンスを重視。

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トーヨー・トレッドパスには2台のポルシェ550スパイダーが展示されていた。製作者は同じエディソン・サリクシアンさんで、デザインレンダリングは3Dアーティストのジョン・シーバルさんが担当。グレーとブルーが基調の1台は、スバルのEJ25型水平対向4気筒エンジンをターボ化して搭載。ヴァイブラントのチタンパイプや17インチのHRE製527Sホイールを履くなどパフォーマンスを重視。


55年式│ポルシェ550スパイダー

今年のSEMAバトル・オブ・ビルダーズのトップ12に選出される栄誉を獲得。なんとセンターシートレイアウトになっており、ステアリング、メーター、ペダルがすべて車体中央に移設されている。上質なトリムをぜいたくに使った内装も豪華。エンジンはスバルのEJ25型水平対向4気筒を搭載し、ファンネルがフードから飛び出すスタイルを採用。

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今年のSEMAバトル・オブ・ビルダーズのトップ12に選出される栄誉を獲得。なんとセンターシートレイアウトになっており、ステアリング、メーター、ペダルがすべて車体中央に移設されている。上質なトリムをぜいたくに使った内装も豪華。エンジンはスバルのEJ25型水平対向4気筒を搭載し、ファンネルがフードから飛び出すスタイルを採用。




初出:ノスタルジックスピード 2020年 2月号 vol.23
(記事中の内容は掲載当時のものを主とし、一部加筆したものです)

SEMA SHOW 2019(全3記事)

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TEXT : HIDEO KOBAYASHI/小林秀雄 PHOTO : AKIO HIRANO/平野 陽

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