疾風の4WDターボ! 渡哲也演じる倉本省班長の専用車【ゴリラ・警視庁捜査第8班 1-1】三菱 ギャラン 2000 DOHC ターボ VR-4

三菱 ギャラン 2000 DOHC ターボ VR-4

       
【ゴリラ・警視庁捜査第8班 1-1 三菱 ギャラン 2000 DOHC ターボ VR-4】

 特殊車両コードネームGⅠ。それが示すように、ギャランVR‐4は第8班(G8)の班長、渡哲也演じる倉本省の専用車として使用された。
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 1987年に登場したギャランVR-4は、WRC(世界ラリー選手権)に参戦するために開発。4バルブDOHCエンジン、4WD、4WS、4IS(4輪独立懸架)、4ABSからなる「ACTICE-FOUR」を標榜するハイテク装備を搭載。エンジンは2L直列4気筒の4G63型で、VR-4用の4バルブDOHCは、インタークーラーターボにより最高出力は205psまで高められた。このパワーを余すことなく路面に伝えるのが、ビスカスカップリング式センターデフのフルタイム4WDで、前後トルク配分を自動制御。同位相4輪操舵の4WSと併せて、類いまれなる走行性能を発揮した。その実力は89年の1000湖ラリーで優勝するなど、WRCでも証明された。
【画像21枚】反転式パトランプは当時の覆面パトカーと同じ構造。これはGⅢ(デボネア)も同様。ルーフからフロアに伸びるパイプは、劇中では取り外されていることが多かった。運転席サンバイザー部分にマイクを装着。ほかの車両に比べてスマートなデザインなのは、班長用だからか!?



>>パトランプや無線アンテナが付く以外は、フルノーマルの外観。カーアクションにほとんど使われてなかったため、状態は非常に良い。



>>ギャランVR-4前期(デビュー時)のアルミホイールをそのまま装着。VR-4はアルミホイールを交換されている個体が多いので希少だ。

【2】へ続く

三菱 ギャラン 2000 DOHC ターボ VR-4(全2話)
初出:ハチマルヒーロー 2017年9月号 Vol.43

(記事中の内容は掲載当時のものを主とし、一部加筆したものです)

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TEXT:Rino Creative/リノクリエイティブ PHOTO:MOTOSUKE FUJII(SALUTE)/藤井元輔(サルーテ)

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