JCCA富士ジャンボリーFクラス総合優勝!【1】OS TC24 Z最速の秘密に迫る!

2018年の1分56秒296に続き、2019年は1分53秒637と自車の記録したコースレコードを更新したOS TC24 Z

       


>> 【画像54枚】吸排気系などを変更したTC24‐B1Zや、フロントからオイルパンの手前までを覆うカーボン製のアンダーパネルなど



> アクリル製のヘッドライトカバーを装着。これだけで空気抵抗が低減し、加速やストレートエンドのトップスピードが大きくアップする。





> ボンネット、フェンダーは軽量なFRP製に変更。けん引フックはフロントサスのアッパーマウントに装着している。ボンネットピンは、プッシュ式のボンピンを採用した。





> リアスポイラーは、レギュレーションに沿った当時のデザインのカーボン製。スペルミスがあった初期のレアステッカーは、富松さんの秘蔵品。


1976年式 日産 フェアレディZ(S31)
SPECIFICATIONS 諸元
■シャシー: フルレストア&スポット増し、セーフティ21製ロールケージ(φ40mmクロモリ鋼+ガゼットプレート)、0.8〜1mm鋼板補強
■エクステリア: FRP製フロントスポイラー&アンダーパネル/フロントフェンダー/左右ドア/リアハッチ/前後オーバーフェンダー/リアスポイラー、アクリル製ヘッドライトカバー/ウインドー(左右&リア)
■エンジン: OS技研TC24-B1Z(L24型用P30ブロック:ボアφ88mm×ストローク86mm:3137cc)、圧縮比12.5:1
■TC24-B1Zツインカムヘッド: カム(320度、リフト11.5mm)、バルブ(INφ35.2mm、EXφ30.5mm)、カムギアトレイン、インテークマニホールド、ガスケット
■L24型用P30ブロック: φ88mm鍛造ピストン、I断面鍛造コンロッド、鍛造フルカウンタークランク、ドライサンプ専用オイルパン
■オイル潤滑系: 4ステージドライサンプシステム、ARE製スカペンジングポンプ(リリーフ部はOS技研ワンオフ)/オイルタンク(6L)、OS技研製ポンプ駆動システム
■吸気系: ウエーバー50DCO1/SP、トミタクSPLアルミ絞り出し加工62mmファンネル
■排気系: 6-1ステンレス製等長エキゾーストマニホールド、φ80mmマフラー
■点火系: OS技研製高性能デスビ、MSD製BLASTER SS/デジタル6ALイグニッションコントロール
■冷却系: トラスト製BNR32用2層ワイドラジエーター、HPI製オイルクーラー
■燃料系: ATL製安全燃料タンク、インタンク式コレクタータンク、AEM製燃料ポンプ
■駆動系: OS技研製5速フルクロスミッション(71C)/カーボンツインプレートクラッチ/スーパーロックLSD(R200、ファイナル4.111)、デフクーラー、R31用等速ジョイント
■サスペンション: エンドレス製ファンクション車高調(トレースSPLチューン)、(F)18kg/mm (R)18kg/mm、マナティレーシング製フルピロアーム、クスコ製ストラットタワーバー
■ブレーキ: エンドレス製(F)MONO6スポーツキャリパー+φ320mmEスリットローター (R)レーシングMONO4キャリパー+φ320mmEスリットローター、プロポーショニングバルブ
■インテリア: FRP製ワンオフダッシュボード、スタック製タコメーター、日本精機Defi製サブメーター(水温、油温、油圧)、オートメーター製燃圧計、PLX製A/F計、ワークスベル製ラフィックスⅡ、ブリッド製フルバケットシート、タカタ製フルハーネス、消火器、ヴァーリー製レッドドップ25(乾式バッテリー)
■タイヤ: ヨコハマ アドバンA050
(F)235/45R17 (R)255/40R17
■ホイール: レイズ ボルクレーシングTE37V
17×8.5J -16
■その他: 電動パワーステアリング


【2】に続く

初出:ノスタルジックスピード vol.021 2019年8月号
(記事中の内容は掲載当時のものを主とし、一部加筆したものです)

OS TC24 Z最速の秘密に迫る!(全6記事)

関連記事:OS技研クラシックカーレース参戦プロジェクト

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text:DAISUKEISHIKAWA/石川大輔 photo:RYOTA-RAWSHIMIZU(FOXXBOOKS)/清水良太郎(フォックスブックス)

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