明日3年ぶりに開催! 前回を振り返り! RX-7のパトカーやサブロク軽も存在感を見せつけた 第27回 日本海クラシックカーレビュー【後編】

午後からはおよそ100台の旧車が市街をパレード。歩道に軒先が突き出した「雁木造り」が糸魚川の町の特徴。被災後に建て直された家屋も、雁木造りとなっている。

       
例年、新潟県糸魚川市で行われている日本海クラシックカーレビューが、新型コロナ禍による二度の中止を乗り越え、2022年9月4日に3年ぶりに開催される。
 
その振り返りとして、2018年9月2日に開催された同イベントを紹介しよう。

>>【画像12点】RX-7パトカーやオーナー自らエンジン修理したライフ、パネルバン仕様のT360などを写真で確認

>>前編はこちら
2018年9月2日を振り返り! 超美麗なロータスヨーロッパやワンピースグリルの4ドアハコスカGT-Rが登場 第27回 日本海クラシックカーレビュー【前編】


>>2019年の「第29回日本海クラシックカーレビュー」はこちらで紹介
「第28回 交通安全フェア 日本海クラシックカーレビュー」【1】【2】【3】【4】【5】



2018年9月2日にフォッサマグナミュージアムで開催された「2018交通安全フェア 第27回 日本海クラシックカーレビュー」。本イベントの目玉は、午後に行われる参加車両による市内パレードだ。
パレードでは、およそ100台のクラシックカーが交通安全をアピールしながら糸魚川の市内をパレード。


>>パレードがスタート。各車両は交通安全をアピールするステッカーや飾り物をクルマに装着してパレードに参加する。



>>糸魚川市街を旧車が並んで走行するパレードがイベントのクライマックス。


>>交通安全パレードはクルマだけでなく、地元の子供たちや警察のマーチングバンドも参加し、交通安全をアピール。会場では交通遺児のための募金も行っており、それを勧める子どもたちが元気な声を響かせていた。


>>「交通安全フェア」のタイトル通り、新潟県警の協力で交通安全イベントとして開催されているため、パトカーや白バイもパレードに参加。
FD RX-7の高速道路用パトカーが参加者の目を引いていた。


2016年の大火災で被災を免れた家屋、商店街の特徴であった雁木造りを維持しつつ建て直された家屋、そして未だ建築中の家屋の間を走る旧車を、多くの市民が出迎えており、糸魚川の町の元気さが伝わる一幕となった。

1日の最後には、コンクール・デレガンスの大賞、および各賞が発表された。輸入車、国産、軽自動車などの部門に加え、糸魚川郵便局長賞などのアワードが用意され、20台以上のクルマとそのオーナーが受賞した。

後編では、参加車両の中から軽自動車を中心に紹介していこう。




>>74年式ライフGR
2015年の日本海CCRにも参加しており、会場まで来ようとした際にエンジンを破損してしまったというライフ。オーナー自ら修復、オーバーホールして念願の参加となった。ツインキャブモデルを5速化し、高速道路も余裕を持って走れるという。




>>66年式ホンダT360パネルバン仕様
T360は、日本初のDOHCエンジンを搭載した市販車として根強いファンのいるホンダの軽トラックだ。しかしT360は数あれど、なかなか見かけないパネルバン仕様の個体。元々は通常のT360だったが、数年前に放置されていた実車の屋根を発見。頼み込んで譲ってもらって装着したという。



>>69年式フロンテ360スーパーデラックス
オーナーが運転免許を取得して初めて乗ったのがフロンテで、13年ほど前に再び乗りたくなって入手したという。自宅の長野県からも近い会場だったため、快調に自走してきたという。


>>60年式マツダR360クーペ
シングルナンバーを維持して、33年ほど乗り続けているというR360クーペ。雑誌「ノスタルジックヒーロー」誌にも20年以上前に登場している個体。当時と変わらない美しさだ



>>73年式ポーターバンデラックス
マツダファンであり、これが4台目のポーターになるというポーター好きのオーナー。軽自動車自体が好きで、シャンテなども所有している。レストア中ながら、塗装が終わったばかりの1台で参加。


参加者も毎年このイベントを楽しみにしているという人も多く、2022年のイベントも活気にあふれたものになるだろう。

初出:Nostalgic Hero 2018年12月号 vol.190
(記事中の内容は掲載当時のものを主とし、一部加筆したものです)

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