西部警察|マシンX|300psへパワーアップ! ゼロヨンは13.7秒、最高速度は240km/hに達するマシンX|KHGC211 スカイライン 2000 ターボ GT-E

特殊無線機やコンピューターボックスが設置されるため、1人乗り仕様となる。実車を忠実に再現した室内は「圧巻」のひと言。

       
【席巻!!  軍団車輌】 中部軍団と北部軍団の競演
派手なカーチェイスに銃撃戦、画面いっぱいに炎が広がる爆破シーン、そして男たちの熱い絆……。
1980年代に放送されて全国を熱狂の渦に巻き込み、今では伝説として語られている刑事ドラマ「西部警察」。
そんな西部警察をこよなく愛するファンが作ったレプリカ車両たちを余すところなく紹介しよう。

【 マシンX・KHGC211 スカイライン 2000 ターボ GT-E Vol.2】

【1】から続く

 第45話「大激走! スーパーマシン」で初登場となったスーパーマシンこそがマシンXである。

 ベースはジャパンこと5代目スカイラインで、2L直列6気筒ターボを搭載した2000GT系の2ドアハードトップ。付け加えるなら、当初はGT‐Eのグレードバッジを付けていたが、後になってGT‐EXに変更されている。では、素のジャパンは、いかにしてマシンXへ生まれ変わったのか。

 まず、L20ET型エンジンは145psから300psへパワーアップ。ゼロヨンは13.7秒、最高速度は240km/hに達する。第45話にある、ハイチューンユニットらしいエキゾーストノートを響かせながら東名高速道路を疾走し、一般車をゴボウ抜きにする空撮映像は、とびっきりシビレる名場面だ。

>>【画像21枚】エンジンルーム各部のカラーリングも劇中車にならって塗装されている。2L直列6気筒SOHCターボのL20ET型で、劇中ではフルチューンが施された設定となっているエンジンなど

 さらに、フロントグリルには、犯人の追跡に効果を発揮する特殊ペイント弾の発射装置が備わり、室内のモニターで照準を定め、シフトレバー上部のスイッチで発射する。キャビンには赤外線カメラやレーダースピード探知機、特殊無線、マイクロコンピューターなど、最先端の特殊装備を満載。その数なんと52に達するのだという。




大きなコンピューターボックスの左側は特殊無線機。右側のテンキーとカラフルなスイッチが並ぶのはマイクロコンピューター。





ズラリと並ぶメーター類。大型の2つは速度と回転計、小さな追加メーターは電圧、電流、油温、油圧、ブースト圧などが並ぶ。劇中車は速度&回転計の上にレーダースピード感知器の速度表示が付く。





自動車電話はガゼールに続いて採用。西部警察の初期を象徴するアイテムのひとつだ。



【3】に続く

※記事内の赤色灯は画像処理したものです。

初出:ハチマルヒーロー 2015年 09月号 vol.31
(記事中の内容は掲載当時のものを主とし、一部加筆したものです)

マシンX・KHGC211 スカイライン 2000 ターボ GT-E(全3記事)

関連記事: 席巻!!  軍団車輌

関連記事: スカイライン

関連記事: 西部警察


【1】から続く

text : Rino Creative/リノクリエイティブ photo : KIYOSHI ICHIKAWA/市川 潔

RECOMMENDED

RELATED

RANKING