1台目を廃車。その後、2台を入手! え、1台じゃないの?|トヨタ パブリカ 1200 ST Vol.3

       
初めて手に入れたパブリカは外装の状態が良くなかったが資金もなかったので、岩佐さんはボディを自家塗装することを決意。ビニールハウスを借りて、缶スプレーを約60本塗り重ねてアイボリーに仕上げた。だがボディのサビと腐りで5年で廃車となる。

 その後もパブリカに乗りたいという気持ちが収まらず、再び探し続けて3年目にようやくネットオークションで発見。それが2台目となるブルーの1200XLだった。約2年半前にフルオリジナルの個体を得た岩佐さんだったが、サーキットを気持ちよく走れる仕様を目指したくなり、現在積極的にモディファイを続けているところだ。

 さらに3台目となるのが、オリーブ色の1200ST。1年前に知り合いが手放すということで、岩佐さんが引き取ることになった。

 パブリカに関するパーツやグッズなども集めており、岩佐さんのパブリカへの思い入れは強くなるばかりだ。

関連記事:スターレットの祖先。2代で幕を下ろした|トヨタ パブリカ 1200 ST Vol.1



リアコンビネーションランプの印象が1200STとは異なる。



フロントには2脚のフルバケットシートを装着。4点式ハーネスも用意して、いつでもサーキットに持ち出せるような仕様となっている。



木目調のメーターパネルを持つ1200XL。コンビネーションメーターの前に、汎用のタコメーターを装着。ステアリングはトムススポーツのブラックスポークでφ320mm。



プレートの型式はKP31-の次に「G」の打刻。Gは1200XLを示す。



グレードを示すXLのバッジがパブリカのエンブレムの脇に付く。


掲載:ノスタルジックヒーロー Vol.140 2010年8月号(記事中の内容はすべて掲載当時のものです)

text:Nostalgic Hero/編集部 photo:Satoshi Kamimura/神村 聖

RECOMMENDED

RELATED

RANKING