イタリアの猛牛降臨!! SUPERGT 2024 Rd.2

MOTOR THINGS 2024/05/23

晴天に恵まれたSUPER GT第2戦となる『FUJI GT 3Hours RACE』。今年は3時間(約500km)レースというフォーマットでの開催となった。

       
行楽日和に恵まれた5月3、4日にSUPER GT第2戦となる『FUJI GT 3Hours RACE』が富士スピードウェイにて開催された。

例年は450kmで行われる第2戦富士ラウンドだが、今年は3時間(約500km)レースというフォーマットでの開催となった。


 3日に行われた予選日はQ1グループBからスタート。セッション残り3分を切ったところで65号車を皮切りに各車アタックを開始。1番手の88号車 JLOCランボルギーニ ウラカンEVO2、2番手の65号車K2 R&D LEON RACINGのAMG、6番手の6号車Team LeMansのフェラーリ296の計3台がUpper16へ駒を進めた。



続いて行われたQ1グループAでは、1番手にGOODSMILE RACING & TeamUKYOのAMG、5番手にPONOS RACINGのフェラーリ296、6番手に7号車BMW M Team Studie x CRSのBMW M4の計3台がQ2 Upper16へ進出を決めた。3番手に着いていた777号車 D’station Racing ヴァンテージEVOだったが、4輪脱輪のためトップタイム抹消となり13番手となってしまった。


Q2Lower17を経て行われたQ2Upper16。このセッションでは先程のQ1でのタイヤを使用することが義務づけられている。

10分間のセッションの中56号車GT‐Rが合算トップを維持していたが、最終盤に88号車ウラカンがQ1の記録を上回るタイムを叩き出し、合算タイムでポールポジションを獲得。2番手に4号車AMG、4番手に65号車AMG、6番手に45号車フェラーリ、9番手に7号車BMWが続いた。




 4日に行われた決勝日は気温23度ながら、路面は41度に上るコンディションの中レースがスタート。

タイヤ交換の義務はないものの、3時間の長丁場のレースとなるため「給油を伴う2回のピットストップ」が義務付けられている。

 クリーンなスタートを切ったGT300クラス。上位陣はポジションキープしつつ、周回を重ねていく。しかし、14周目に6号車フェラーリと50号車レクサスRC-Fが接触。続いて17周目に11号車フェアレディZが2コーナーでストップ。FCYが導入される。レース再開となり、27周目を迎えると7号車BMWを筆頭に各車1回目のピットストップを開始。スタートからトップで走行を続ける88号車ランボルギーニは38周目に給油とタイヤ4本交換でピットアウト。前戦でタイヤ無交換作戦を行った

ブリヂストン勢もタイヤ4本交換する様子が見られた。

各車が1回目のピットストップを終えた後の順位は1番手に88号車ランボルギーニ、2番手にレクサスLC500h、3番手に4号車AMG、4番手に65号車AMGとなりレースを展開していく。

各車快調に周回を重ねて行く中、レース残り1時間15分となった68周目に2回目のピットストップを開始。3番手を走行していた4号車AMGはフルサービスでピットインを行うと、同じタイミングでピットインした5番手の52号車トヨタGRスープラがタイヤ無交換で4号車より早くピットアウト。ここで順位が入れ替わってしまう。

依然としてトップを走る88号車ランボルギーニはレース残り1時間、75周目でピットイン。フルサービスでピット作業を終えるとコースへ復帰する。

レース85周目、2回のピット作業を終え、6番手を走行していた65号車AMGが突如ガレージイン。ブレーキトラブルによりリタイヤとなった。

102周目には3番手を走行していた4号車AMGが56号車GT-Rにオーバーテイクされ4番手へ沈むと、レース終盤には52号車GRスープラと56号車GT-Rのバトルが激化。

その中で、終始独走を続けた88号車ランボルギーニがクラストップチェッカーとなり、昨年の最終戦ぶりとなる優勝を飾った。

4番手には4号車AMG、8番手には15番手からスタートした87号車JLOCランボルギーニ ウラカンEVOがジャンプアップ、9番手には45号車フェラーリが続きポイント獲得となった。


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【画像】11枚『FUJI GT 3Hours RACE』GT300

写真=南 博幸 Minami Hiroyuki / 鈴木華子 Suzuki Kako 文=鈴木華子 Suzuki Kako

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