【ハヤりのSUVをUSDMでブラッシュアップ】USDMオーソリティによるXVカスタマイズ!

       
今や、歴史上何度目かのアウトドアブーム。オシャレセンサーの感度高めなみなさんは、ノース●ェイスやコ●ンビアなんかのウェアやリュックを背負い、我が物顔でストリートを闊歩しておりますな。その波は当たり前のよーにクルマ業界にもザブンと来てまして、もちろん市場の動向に敏感なカスタムCARも、軽からフルサイズアメ車まで、アウトドア流儀にのっとったSUVマシンの数々を紹介中だ。



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 で、本誌的に大事なことは、本気のアウトドアで勝負しなくてもいいってこと(笑)。ポイントは、ハードな使い方にも耐える“使える”アイテムの数々を、どんどん私生活に取り込んでいくことで、“それっぽい”だけでも全然アリなのです! 神奈川「サウンドコネクション」代表・ガス中村サンが作ったXVも、かなり“ぽい”が、「山に行かないし、釣りに行っても、クルマは舗装の駐車場に駐めてる(笑)。とにかくUSブランドのパーツで固めたこのスタイルが好きで作っただけですから(笑)」と、リアルオフローダーの気配はまるっきりゼロ。ですが、ちょいとお待ちくださいヨ。これまでにもUSDMの名車を山ほど完成させてきた同店だけあって、ベースとなる日本製XVのUSクロストレック化がトンデモないことになっちょります!



 レンズ類やエンブレムなどのUS部品スワップもさることながら、USにしかないグレード・PHVの充電ポートが左リアに。実は、これはフタだけのダミー(笑)。とはいえ、ジャパンとUSの違いを徹底的に根掘り葉掘りしないとたどり着かない小ネタを抜かりなくぶっ込んでくるあたり、さすがサンコネ。USDM黒帯の技でイッポンとりましたな!



 続いては、オフローダーらしさをプンプン匂わせるディテールのご説明に移らせていただきます。まずは、何がなんでも気になる前後のバンパーから。これ、SUV&トラックのアゲ系に強いアメリカのRRWって会社の製品で、手始めにフロントはグリル下側のラインから、リアはゲート下側あたりからザクザク切って、下半身を丸ハダカにしちゃいます。そこにパイプで作ったバンパーとアルミのスキッドプレートをハメ込めば、イッキにアプローチアングルとデパーチャーアングルが増し増しになり、山あり谷ありの道に攻め入るクライマーの出で立ちへと大変貌するのです。



 足元はバラマンディの16×7Jホイールに、ジェネラルのグラバーAPT215/70R16、ラフカントリーの2インチアップキットの詰め合わせセットを投入。実はXVの純正サイズは18×7Jと225/55R18。ってことは、インチダウンしてるってことになりますが、どっこいコレにより4スミに厚切りジューシーなムチムチ感があふれ出し、安定したフォルム作りに役立っているワケっす。また、タイヤも「BFグッ●リッチはだれでも履いてるんで、あえてジェネラル。しかも、トレッドパターンがゴツくないAPTってシリーズにしたんで、走行時のロードノイズが激減するんスよ。これ、マジでオススメ♪」と、ちゃっかり宣伝までいただきました(笑)。



 ほかにもKCでまとめた前後の補助ライト類、クアートのスキニールーフキャリア、キッカーのスピーカー&サブウーファーと、すべてにわたってUSブランドの大見せびらかし大会を実行中。つまり、最新のUSアウトドア系SUV&アゲパーツの最前線は、こちらサンコネのXVを見ればスミからスミまで丸分かりってワケなのれーすっ!




『カスタムCAR』2020年9月号掲載
BASE CAR:スバルXV 2020年型
SOURCE:サウンドコネクション

PHOTO/南井浩孝

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