常光丸 大ぶりパーツと個性派ペイントで唯一無二の超絶スタイルを構築

リアエンドの目玉は「般若」のペイントだ。48発の丸テールを装着したリア下周りも、独創的なリアビューの演出に一役買っている。

       


見る者のド肝を抜く驚愕の巨大鏡面アートパーツ群と、箱3面を彩る個性的なペイントのコンビネーションが光るフルアート車だ。各パーツ内に忍ばせたLEDが功を奏し、昼夜を問わずギャラリーから熱い視線を浴びている。

「規格外」と呼ぶにふさわしい大型鏡面パーツは、宣工芸こと真壁商会が製作を担当。特筆すべきは、箱上に搭載した8角ロケットで、直径45cmにもおよぶ極太サイズもさることながら、側面に施した「抜きデザイン+カラフルなカラーパネル」が見応え満点。キャブルーフに搭載したロケットとのマッチングも上々で、アッパーセクションに文句なしのインパクトを植え付けている。

また、地面スレスレの「鬼低」フォルムを実現するラッセル戻しバンパーは、ボトムエッジを彩る筒出しステンレスや天板左右に備えたフラッグポールが独創的。そのほか、電飾ボックス化を図ったミラーステーや、LEDを無数に配したミラーステーのブレ留め、前面に棒チップをあしらった平型バイザーなど、キャブ周りには、魅力的な大型パーツを多数コンビネーション。抜きデザインを多投した2段サイドバンパーや、筒出し丸テールをズラリと配したリア下周りも一見の価値アリだ。

なお、箱の両サイドに描いている’80年代初頭に一世を風靡したキャラクターが、その愛らしさ&ユニークさでギャラリーを魅了するほか、箱2面とは一転して重厚な筆致&色使いで「般若」を描いたリア観音扉のペイントがオリジナリティ満点。現在はキャブ周りを大幅に迫力アップするべく、さらなるアートアップを進行中というから楽しみだ。山陰アートを熱くする期待の超新星は要注目だ!

【写真6点】驚愕の巨大鏡面アートパーツ群。

カミオン2010年2月号トップアートをもとに再構成

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