あずみ 高品位&正統派パーツで機能美を披露するクレーン仕様車

バランスのよさを追求したフォルムが、トラックらしい力強さを感じさせる。働くクルマの美しさが確かにある。

       


社長自らも根っからのアート好きというアートカンパニー渡部商会。ベースとなるアートは会社が施し、あとは各ドライバーが自分なりのアレンジをプラス。仕事で使えることを大前提に、それぞれがアートを楽しみ、仕事に励んでいる。もちろんこのあずみも、バリバリの仕事車。建設資材などを積んで、東海、北陸を股にかけて活躍している。
クレーン仕様にもかかわらず、大型のバイザーとミラーステーで、トップパートを豪華に飾る。平型2段バイザーはミミの部分に折加工を施し、個性を強調。ミラーステーは平角タイプに菱抜きチップを組み合わせ、ちょっぴり懐かしいテイストを感じさせる。

キャブボトムには、重量感あふれる舟型バンパーをセット。こちらも3発並べたフォグランプやロングタイプのフラッグポールで、個性を強調することを忘れていない。 このフロントバンパーからサイド、リアバンパーと続くボトムラインは、キッチリ下面がそろえられ安定感あふれるフォルムを披露。サイド80cm、リア100cmのアオリも、クルマ全体のバランスと仕事での使い勝手を考慮に入れたチョイス。バラ柄エッチングステンレスとあ印の文字ペイントで、好バランスに華やかさをプラスしているあたりもさすがだ。

【写真6点】バリバリの仕事車。

カミオン2011年9月号月号トップアートをもとに再構成

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