「大好きなアニメの敵側のヒーローをイメージしました」という赤塗りキャブには、地元の佃板金がよみがえらせた大型のリサイクルパーツ群が目白押し。とりわけ、ツノを彷佛とさせるフラッグポールを備えたラッセル戻しバンパーや、ベース車の面影を消し去る鉄仮面、角パイプのアレンジがユニークなフロントパネル(電飾ボックス)などは、観る者の驚嘆を誘うビューポイントだ。
また、筒出しステンレスを組み合わせた平型バイザーや、全長3m20㎝を誇るキャブロケット、3段ハチ巻きマーカー+ストロボ内臓の筒出しステンレスで個性をアピールするプロテクトップなど、アッパーセクションにもド迫力パーツを惜しみなくコンビネーションしている。
なお、オーナーが好きな伝説的バンドのアートフィルムを張ったケツブタを含め、荷台周りにも多彩なみどころを用意。「新たに2t箱車でのアートを検討しているところです!」というから楽しみだ。
【写真7点】見事なオリジナリティ!カミオン2008年12月号トップアートをもとに再構成