ブラックパール号 重量感を強調する色使いが秀逸なド迫力の日野プロフィアダンプ

グループ愛紫(セクシー)に所属し、北陸を中心に活躍するオーナーが、レトロアートやスーパーアートといったスタイルにとらわれず、自らのアートスタイルを貫いて仕事とアートを両立している。

       



ブラックのキャブにステンレスパーツがよく映えるクールで豪快なアートダンプ。アンドンをホワイトパネル、マーカーをクリア系で統一するなど、あえて色彩を抑えることでブラックのキャブとステンレスパーツとのコントラストを一層強調することに成功している。

繊細な印象を与えるトップパートには、平型バイザーと角おこしパイプのミラーステーを配置。どちらも菱形棒チップが施されており、統一感の演出も抜かりはない。菱形棒チップはドアバイザーやハシゴ、ドアサイドの飾りにもあしらわれており、トータルコーディネートという観点からも、重要な役割を果たしているのだ。

フロントバンパーには、カッチリとしたシルエットが印象的な舟型バンパーを採用する。ホワイトのアンドンとクリアレンズを採用したナマズマーカーが、クルマのもつクールなイメージにピッタリとマッチしている。

プロテクのペイントは要注目のポイントだ。前面にはモノトーンでドクロのペイントを、背面は一転して色鮮やかに人気キャラクターをフィーチャー。フロントビューとリアビューがまったく違う印象を与える二面性で、このクルマに幅広いアート性をもたせている。

ほかにも豪華なハシゴや煙突マフラー、アンドン内蔵のサイドバンパーなど、みどころは盛りだくさん。今後はリア周りやプロテクをパワーアップしていくというから、さらなる進化が楽しみだ。

【写真7点】ブラックパール号の名にちなむ飾りの数々。

カミオン2008年8月号トップアートをもとに再構成

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