目を引くのが天井に設置された6角シャンデリアだ。ゴールドキング製の逸品は、細かいビーズがびっしり配置されており、ひと際大きな存在感を放っている。ウッドのフレームは重厚感あふれる印象だ。そして、寝台部分の壁掛けタイプもゴールドキング製。球をオレンジに変更して、優美さを演出しているのが秀逸だ。
さらに貴重な品といえるのが、フロントオーバーヘッドに設置されたペンタムライト。オリエントエクスプレスなど、高級サロンバスが採用していたレアアイテムだ。細かい細工が施されており、華やかなサロンバスの時代を今に伝えている。
シンプルな室内にレアパーツでアクセントをつける演出が奏功し、見事な完成形をみせる男の城だ。
【写真2点】高級サロンバスが採用していたレアアイテム。2009年1月号男の城をもとに再構成