三菱ふそうキャンター レトロとモダンを融合しつつ理想を徹底追求したデコトラスタイル

子どものころからアート車が大好きだったオーナー。仕事でワッパは握っていないものの、大人になってからもアートに対する情熱は覚めやらず、約1年半前に籍を置いている哀愁丸船団のメンバーから2t箱車をパーツもろとも購入。コツコツとリメイク&アートアップを展開している。

       



アートの目玉となるキャブ周りには、両サイドに4段分のナマズマーカーを並べたラッセルバンパーをはじめ、角パイプ2本仕様のミラーステー、前面に菱抜きデザインをあしらった平型バイザーなど、精悍さと美麗さを兼ね備えたモダンパーツをバランスよくコンビネーション。

また、両サイドに型押しプレート、上方に2段ハチ巻きマーカーを組み合わせたウロコステンレス素材のシートキャリアを筆頭に、フロントパネルを彩るウイングマークや弁当箱、初期型レンジャー2グリル、昭和50年代のレンジャー用ウインカー、ドア下を彩る3段マーカープレートなどのレトロパーツ陣も充実しており、新旧を融合した独創的なスタイルを構築している。

一方、荷台周りの見どころは、中央にアンドン、その上下に緑のマーカーを並べたサイドバンパーや、計14発の8角筒出しテールをレイアウトしたリア下周りなど、ボトムセクションに組み合わせた大型パーツ類で、大胆に飾り上げたキャブ周りとのバランスを図りつつ、箱下に安定感を植え付けることに成功している。

なお、撮影後にはリアバンパーをリメイクし、4連テールの位置に新たにアンドンをセット。今後はフロントバンパーを舟型に変更するほか、アンドン類も総取っ替えする予定につき、道内のアートトラックファンはどうぞお見逃しのないように!

【写真7点】アートトラックファンが作るこだわりのアートトラック。

カミオン2008年6月号トップアートをもとに再構成

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