友人の自作パーツを中心に個性的なアートアップを展開する沖縄のプロフィアダンプ

舟型ベースの肉厚なハンドメイドバンパーは、ボトムエッジに備えたリップ風のデザインも秀逸。アンドンスペース内にLEDを忍ばせるほか、前面上部の6角深掘りスペースにはリレー式のウインカーが忍ぶ。

       



沖縄県在住のオーナーが駆る山永丸は、毎日、本部〜那覇を2往復(約300km)する大型ダンプ。全身に個性的なパーツを装着して、迫力のスタイルを構築している。

キャブパーツの目玉となるのは、厚さ85cmを誇るハンドメイドバンパー。友人が手腕をふるったそれは、悪路への進入性に配慮した油圧可動式。

舟型基調の独創フォルムもさることながら、前面のアンドンスペース内にLEDを忍ばせたり、両サイドに角型スリットをあしらったりと、ディテールメイクにも工夫を凝らしている。

一方、キャブトップには、豊平ステンレス製の2段平型バイザーと、丸棒菱チップをあしらったミラーステーをコンビネーション。キャブルーフに備えたビッグホーン×5発の存在感も申し分なく、周囲に独創性に富んだビジュアルをアピールしている。

なお、砕石運搬車らしからぬリアエンドも特筆すべきポイントで、フル鏡面ステンレス張りのケツブタはもちろん、計13発の角テールを配置したリア下周りも見応え十分。ウロコステンレス素材でこしらえたリアフェンダーも、思わず目を引くアクセントポイント。ブラウンカラーのボディを含めて、優れたトータルバランスにもご注目の秀作車だ。

【写真6枚】南国沖縄の日差しを全身に受ける鏡面の輝きが美しい各所は要注目!

写真:編集部

カミオン2011年3月号をもとに再構成

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