トップアート 「宇宙」テーマの観音画が光る関東風味の美麗&ユニーク車 宇宙の花電車

関口工芸が手腕をふるったリア観音は“釈迦像+銀河鉄道”の異色モチーフが個性的だ。

       



代役として歴史的有名車・竜神丸をオペレートしていたこともあるオーナー。そんな筋金入りのアートフリークが、今から約6年前に知人から譲り受けたのが4t平車・宇宙の花電車。

元オーナーのこだわりを満載した高品位な関東風スタイルに、自身のアイデンティティである「宇宙」をブレンドした美麗車だ。

鳥カゴ型シートキャリアをはじめ、青いマーカーを多数組み合わせた薄型バイザー、菱チップ仕様のミラーステーなど、キャブトップには関東風のいぶし銀パーツをバランスよくラインナップ。

舟型バンパーや丸パイプ仕様のハシゴも、奇をてらわない常套スタイルで、目の肥えたアート・ファンの感嘆を誘う。一方の荷台周りは、バスフェンダーと美しいつながりを実現するサイドバンパーや、すずき工芸が手腕をふるった“JOBAN EXPRESS”のアオリ文字が印象的。

また、新たに追加した数少ないアートのひとつが、リア観音扉に描いた関口工芸の傑作画だ。“釈迦像と銀河鉄道”のミスマッチが魅惑となるファンタスティックな世界観は、「宇宙」に対するオーナーの思い入れの強さをアピールするに十分。イベント車につき、その目で拝みたいという方は、北関東周辺のイベントを要チェックのほど!

各所の写真6枚

カミオン2011年1月号をもとに再構成

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