トップアート 卓越した鏡面使いで安定感のあるフォルムを築く重機回送車 美咲丸

オールメッキのフロントにはウイングマークを装着。ヘッドライトとグリルを変更し最終型の平成ルックへと見事に変身した。

       



美咲丸は角目4灯の昭和62年式810スーパーの重機回送車がベース。低重心で飾りにくいフラットなフォルムを、自身のセンスでバランスよくアートしながら、香川県にてバックホウなどの重機を運んで活躍する。

大型パーツを積極的に投入したキャブパートは、ウイングマークが光るフロントパネルをフルメッキ化するとともにグリルをEX用へと変更。さらにヘッドライトも異形角2灯へとスワップされ見事に最終マスクへと変身している。

ボリュームのある平型バイザーは立体構造のミラーステーとデザインを統一し側面に角おこしパイプをアレンジ。前面は2段構成とし抜き加工や筒出しなどで個性を主張。

それと調和を図るべく、ボトムには重厚感満点な舟型バンパーをセットして迫力を加味する。2段ハチ巻きとアンドンを備えるプロテクが存在感たっぷりなボディは、柱からリアエンドまで徹底して鏡面をアレンジしたのが特徴。

角パイプ2本のサイドバンパーとボディ側面の鏡面で描かれる3本の力強いラインがサイドを引き締める。4連×2の丸テールや星抜きを採用した泥除けウエイトなどディテールも見事だ。

各所の写真6枚

カミオン2014年6月号をもとに再構成

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