【ガレージライフ】スケートランプのある家のガレージで仲間たちと過ごすスローライフな毎日。

リビングにつながるオープンデッキの目の前にスケートボード用のランプを設置。作りたいモノを大工さんに説明して、土台の材料をカットしてもらい、自身で仕上げた。ランプ傾斜部分の骨組みと基本的な筐体に4×4の太い木材を使用。ガッチリと組み上がり、歪みもない。表面は保護のために塗装を施した。ランプはスノーボードのハーフパイプの基礎練習にもいいという。

       
ひと目見てわかるとおり、スケートランプのあるお宅。スケートボードはもちろん、スノーボード、サーフィンもこなす 横ノリ大好き男、内田祐介さんがその持ち主だ。実はコチラの建物、自宅ではなく、友人たちと集まるために作った遊び専用家屋。まさかの展開に驚くが、そんなお宅と内田さんのパーソナリティに迫ってみよう。

【画像11枚】やりたいこと、好きなことを集めた家の広いリビングルームで、仲間との時間を過ごす。そんな内田祐介さんのライフスタイルの詳細はコチラから!!


ランプ装備の別宅は仲間との遊び場。ガレージはまさに趣味部屋なのだ

デッキの前に設置されたランプでインターフェイキーを決める内田祐介さん。ちょっとしたウォーミングアップにはちょうどいい運動だ。みんなで遊ぶ場所を作りたいと始めたベース作り。仲間が集まってきて、思い描いていた景色が重なり始める。

スノーボードを20年以上やってきて、サーフィン、スケボーと趣味の幅も広がってきた。中高生の頃は知り合いのクルマに乗せてもらっていたが、免許を取得すると、自分でステアリングを握り、雪山へ向かう日々を過ごす。

今では静岡にあるショップ「BOOTH surf&sports」のショップライダーとして数々の競技に参加し、地区予選を通過して全国大会に出場するレベルだ。大会へは愛車の70ランクルで移動して、車中泊することも多く、ラゲッジスペースには遠征グッズが満載となっている。


>>ラゲッジスペースは上下2段に仕切られており、下段に荷物を入れて、上段では時に就寝。冬山でも暖かいシュラフを使って車中泊することもある。さらに、目隠しと断熱効果を上げるため、窓にはアイズのウインドシェードを取り付けている。ウエアがズラリと並び、まるでクローゼット状態だ。


>>建物1階はガレージとリビングの2ルーム構造。ガレージにはクライミングウォールが設置され、トレーニングに利用している。壁材のOSBボードがハードな印象でオシャレな空間を演出。遊び道具が所狭しと並び、趣味人らしさを漂わせている。


>>家の中心に開口部を設け、ガレージは向かって右側にある。写真ではクルマに隠れた部分、後ろ側にに配される。外壁には木材を張り、ログハウス風の雰囲気だ。家の塗装はスノボ仲間にやってもらったという。広い前面の庭部分はアスファルトを打ち、クルマでのアプローチをしやすくしている。


スノーボードで遠征を繰り返し仲間の集まる場所でスローライフ

スノボの怪我のリハビリとして始めたサーフィンも、今ではかなりの腕前で、サマーシーズンも忙しい。もちろん、移動は70ランクル。すでに総走行距離は32万kmを超えているというから、これには驚きだ。一度は手放そうと思ったそうだが、FJクルーザーのアーミーグリーンでつや消し塗装して、現在も乗り続けている。

リメイクして乗り続ける。そんなマインドは家までに及ぶ。仲間との遊び場がほしいという理由から、スケルトンハウスを作り、内装等は一部を自作した。完成した家は、夏はBBQ、冬は鍋と、仲間が集うにぎやかな場所だ。そんな空間でくつろぐ内田さんの私生活は充実感に満ち溢れていた。


>>愛車は70ランクルのセミロング。最上位モデルとなるZXだ。ボディはFJクルーザーのアーミーグリーンのつや消し塗装でオールペン済み。


>>楽器を片手にのんびりとすることが多いという。手にしているのはアート&ルシアーのアコギ。奥にはカシオの電子ピアノPriviaなども見える。テーブルや棚などはすべて自分で作ったという。天井付近に並ぶ漫画は友人が持ち込んだものがほとんど。冬はここで鍋をしたり、ゲームをして過ごす。


>>リビングとフロアデッキの間に土間があり、端には薪ストーブが設置されている。バーモントキャスティングの代表的なモデル、アンコールだ。火力をコントロールしやすく、調理にも使いやすい。ストーブクッキングに適した調理器具も並んでいる。


>>壁を見上げるとスケートボードのデッキで作られた棚が並ぶ。


>>いつも使っている板がガレージの壁に並ぶ。左からモスKING、モスTOTO、モススノースティックMMDプレミアムエディション。それぞれ、ハーフパイプ、フリースタイル、パウダー用として使っている。TOTOとKINGはオールラウンドモデルだが、ビンディング位置とスタンスで用途に変化をつけている。板のメンテナンスブースもガレージ奥に設置している。


>>スノーボード用のブーツもディスプレイのように並べられている。右のブーツはレッドウイングとバートンのコラボモデルで、表皮にレッドウイングレザーが使われている。耐久性がよく、頻繁にゲレンデに行くヘビーユーザーにはオススメのブーツだ。


>>静岡の「BOOTH surf&sports」が主催するショップツアーの際、ジャンプした時に撮影された1枚。さすがの腕前! 場所は群馬の水上エリア。友人でもあり、世界的トッププロライダーである中山ゆうやサン(バートンライダー)がプロデュースする手作りパークだ。


>>遊び場の主人である内田祐介さん(右)。週末になると仲間が集まってきて、楽しい時間を過ごしているという。この場所を作って満足げな笑顔だ。


初出:OUTDOOR あそびーくるBOOK 2019年 Vol.06
(記事中の内容は掲載当時のものを主とし、一部加筆したものです)

Base Car:1999年型 ランドクルーザー
オーナー:内田祐介

文/渡辺圭史 写真/松井仁美

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