FD発売後も販売されたFC3C! わずか150台の特別なカブリオレ|マツダ戦記|1992年式 マツダ サバンナRX-7 カブリオレ ファイナルバージョン

マツダスピードのサスキットで適度にローダウンされ、より精かんさが増したスタイリング。ブラックボディとベージュトップのマッチングも抜群だ

       

オーナーは、生粋のロータリーフリーク。
なかでもコスモスポーツが大好きで、現在は2台所有している。
そんなオーナーが、以前から「カッコいい」と思っていたのがFC3Sだった。
15年ほど前にトータルセブンへ販売車両を見に行ったが、条件に合わず断念。
それから十数年後、他の車両を見に再び訪れたら今度はすでに売約済み。
落胆しているオーナーだったが、在庫車両でもう1台のカブリオレを発見。
その素晴らしいコンディションを目の当たりにしたオーナーは、その日は契約せず自宅へ戻ったが、数日後再び訪れて購入したそうだ。

このカブリオレは基本的にオリジナルの状態を維持しているが、購入時からすでにマツダスピードのサスキットと、今では激レアだというナイトスポーツの初期型マフラーを装着。
「クルマは純正が一番」というオーナーもこのツウ好みな仕上がりに満足で、「適度なローダウンと、この音がいいんですよ」と目を細める。
今後もコスモスポーツとともに、休日のパートナーとして大活躍することだろう。

メッシュの部分がゴールドになっているBBSはファイナルバージョンの専用装備。<br />「ブラックのボディにゴールドのホイールが合うんですよ」とオーナーも絶賛。<br />
>> メッシュの部分がゴールドになっているBBSはファイナルバージョンの専用装備。
「ブラックのボディにゴールドのホイールが合うんですよ」とオーナーも絶賛。

【画像15枚】3種のルーフ形状を持つ フルオープン2シーター

1992年式 マツダ サバンナRX-7 カブリオレ ファイナルバージョン
>> クルマのほかにバイクも好きで、ウインドサーフィンも楽しむというオーナー。
そんなアクティブなオーナーらしく「オープンの爽快感が好きなので、カブリオレを選びました」と話す。
また、本文中でも触れたとおりロータリー車が大好物のオーナーだが、「以前FD3Sも好きで乗っていたんですが、やはりなにかが違うんです」と、カブリオレへの思いは特別な様子。
天気のいい休日には、オープンスタイルで風を感じて走っているそうだ。


主要諸元 SPECIFICATIONS

1992年式 マツダ サバンナ RX-7 カブリオレ ファイナルバージョン(FC3C)

●全長×全幅×全高(㎜) 4335×1690×1270
●ホイールベース(㎜) 2430
●トレッド前/後(㎜) 1450/1440
●車両重量(㎏)  1390
●エンジン型式  13B型
●エンジン種類 2ローター・ロータリーターボ
●総排気量(cc) 654×2
●圧縮比9.0:1
●最高出力(ps/rpm) 205/6500
●最大トルク(㎏-m/rpm) 27.5/3500
●燃料タンク(ℓ) 70
●変速比 1速3.483/2速2.015/3速1.391/4速1.000/5速0.806/後退3.28
●最終減速比 4.100
●ステアリング ラック&ピニオン
●サスペンション前/後 ストラット/マルチリンク
●ブレーキ ベンチレーテッドディスク(前後とも)
●タイヤ 205/60R15(前後とも)
●発売当時価格 370.0万円


初出:ハチマルヒーロー vol.47 2018年 5月号
(記事中の内容は掲載当時のものを主とし、一部加筆したものです)

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TEXT:Rino Creative/リノクリエイティブ PHOTO:KAZUHISA MASUDA/益田和久 COOPERATION:TOTAL SEVEN/トータルセブン

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