Tomitaku エスパーダ復活計画【第12話】スピードメーターシャフトのトラブルをKTCの工具を流用して修理!

メーター本体は、バラして中まで掃除して磨き上げているので、ガラスの透明感があって、ピカピカな状態。スピードメーターの動きもスムーズになり、ドライブがまた楽しくなる!

       
【Tomitaku ランボルギーニ・エスパーダ復活計画 第12話】

【第11回のあらすじ】
ボディの全塗装から、ホイールのリペア、シートの補修に続き、放置していたサイドブレーキの修復も完了したトミタク・エスパーダ。ゴージャス感たっぷりの内装や走りにも満足していたが、トラブルが発生した!

オーナーが変わると、今までにないトラブルが出るのはよく聞く話。
今回のスピードメーターの故障は、そんな旧車あるあるの1つかも!?
トミタクさんならではの、奇想天外なアイデアで修理しちゃいました!

車に限った話ではないかもしれないが、オーナーが変わることでクセも変わり、ちょっとしたきっかけで機械的なトラブルが出るのは、旧車界隈ではよく耳にすること。
万全かと思ったトミタク・エスパーダにも、ちょっとしたトラブルが発生していた。

【画像16枚】ボディの全塗装から、ホイールのリペア、シートの補修に続き、放置していたサイドブレーキの修復も完了したトミタク・エスパーダ。タコメーターとスピードメーターなどのメーター類は、きちんと動いてくれないと、運転していてもなにか味気ないですよね。無事に完成です! ゴージャス感たっぷりの内装や走りにも満足していたが、トラブルが発生した!

『ペイントファクトリーK』から塗装が上がってきて、いよいよテスト走行に入った時に問題が発生したんです。走り始めは、スムーズにスピードメーターの針は上がっていたのですが、気が付くと……。あれ? 針がゼロになってる! となりました」


キャリパーは3ポット
>>エスパーダのフロントキャリパーは、一見4ポットに見えますが、裏側のピストンが1個なので、今では珍しい3ポットキャリパーです。巨大なローターとベンチレーテッドの厚みも、その当時の乗用車では最大級のサイズとなっていて、安全には相当の配慮を払っているような構造です。


四角いシャフトがねじ切れています!
>>取り外したギアボックスを見ると、この構造は新鮮なのですが、何かで見たような覚えが……。1970〜80年代にはやったハイテク自転車(スーパーカーライトとかの)に装着されていたスピードメーターの方式が全く同じでした(笑)。トラブル部分ですが、ワイヤーを回す回転抵抗からか、シャフトがねじ切れています。実は、折れた部分をTig溶接したり、先端部分を製作したりしましたが、どうしても折れてしまいます。スピードが表示されないのはよくないですよね。

photo:RYOTA-RAW SHIMIZU(Foxx Books)/清水良太郎(フォックス ブックス) cooperation : Office Tomitaku/オフィス トミタク

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