中学生の頃からの憧れを手に【1】3次元的な動きのタコメーターも斬新なグラフィカル・デジタルメーター|1987年式 日産 レパード アルティマ

中学生の頃からあぶない刑事の影響でレパードが好きになり、免許取得後から購入を検討していたが、、「さらばあぶない刑事」というきっかけもあり購入へ

       
1980年に斬新なスタイルと先進技術を搭載し、華々しいデビューを飾った初代F30レパード。高級スペシャリティーカーとして大きな注目を集めたが、翌年登場したソアラに後塵を拝することになってしまった。そこで2代目となるF31では、思い切った方向転換を図った。約5年半ぶりにフルモデルチェンジしたレパードは、初代の2ドア/4ドアハードトップというボディバリエーションを2ドアクーペに一本化。そのスタイリングは、優美さとしなやかさを表現したクーペスタイルで、8連式マルチヘッドライトや斬新なリアコンビランプで個性をアピール。

一方、乗る人を包み込むような一体感を実現したインテリアには、ツイード調の素材を用い、グラフィカル・メーターや光通信ステアリング、世界初のシートバック中折れ機構を備えたパートナーコンフォートシートを装備。高品質感を重視しつつ、先進性あふれるインテリアとしている。

 もちろんパワートレインも刷新し、全車V型6気筒搭載となった。最上級グレード・アルティマの心臓部に収まる新開発のVG30DE型は、従来のVG30E型にツインカムヘッドを組み合わせ、日本初の4カム/4バルブ/ツインスロットルを採用。加えて、NVCS(ニッサン・バルブタイミング・コントロール・システム)、NICS(ニッサン・インダクション・コントロール・システム)&ツインスロットルチャンバーといった日本初の機構に加え、世界初の気筒別燃焼制御システムを搭載。これらにより、滑らかな吹け上がりとシャープなレスポンスを実現するとともに優れた静粛性を備えた、スペシャリティーカーにふさわしいハイクオリティーなエンジンに仕上げられた。

>>【画像15枚】優美なフォルムと先進の技術でオトナを魅了するアダルトクーペ。新開発VG30DE型は、なめらかな吹け上がりとシャープなレスポンスを実現。この個体は昨年オーバーホールしており、そのときにエンジンルームもペイント。新車と見紛うほどに仕上げられている。マリンブルーに発光するグラフィカル・デジタルメーターは前期のみ。3次元的な動きのタコメーターも斬新

【2】に続く


特徴的な異形8連式マルチヘッドランプは、ガラスの一体成型という手の込んだもの。この個体は、希少なオプションのフードトップモールを装着する。
>> 特徴的な異形8連式マルチヘッドランプは、ガラスの一体成型という手の込んだもの。この個体は、希少なオプションのフードトップモールを装着する。


ホイールは当時の定番アイテムだったBBS・RS。レパードの持つ高級感やフォルムにマッチしている。
>> ホイールは当時の定番アイテムだったBBS・RS。レパードの持つ高級感やフォルムにマッチしている。


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1987年式 日産 レパード アルティマ
主要諸元 SPECIFICATIONS

1987年式 日産 レパード アルティマ(F31)

●全長×全幅×全高(㎜) 4680×1690×1370
●ホイールベース(㎜) 2615
●トレッド(㎜) 1435(前後とも)
●車両重量(㎏)  1460
●エンジン型式  VG30DE型
●エンジン種類 V型6気筒DOHC
●総排気量(cc) 2960
●ボア×ストローク(㎜) 87.0×83.0
●圧縮比10.0:1
●最高出力(ps/rpm) 185/6000
●最大トルク(㎏-m/rpm) 25.0/4400
●変速比 1速2.458/2速1.458/3速1.000/
●4速0.686/後退2.182
●最終減速比 3.900
●ステアリング ラック&ピニオン
●サスペンション(前/後) ストラット/セミトレーリングアーム
●ブレーキ前/後 ベンチレーテッドディスク(前後とも)
●タイヤ 215/60R15(前後とも)
●発売当時価格 383.7万円


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初出: ハチマルヒーロー 2018年 3月号 vol.46
(記事中の内容は掲載当時のものを主とし、一部加筆したものです)

1987年式 日産 レパード アルティマ (全2記事)

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TEXT:Rino Creative/リノクリエイティブ PHOTO:AKIO HIRANO/平野 陽

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