横山剣さんも参戦!往年のレースシーンを彷彿させる本気バトルを堪能できる旧車レース|JCCAクラシックカーフェスティバル・筑波ミーティング・エンデュランス2020

原選手のブルーバード1800で参戦した横山 剣/桑島正美のコンビ

       


HISTORIC FORMULA RACE

毎レース圧倒的なスピードで大差の勝利を収めている、白井栄二のシェブロンB15が欠場。そんな事情もあって最近速いところ見せているゼッケン13本橋 茂のマクラーレンM4Bにゼッケン5関口好夫のロータス41が小差で続き、やや遅れてゼッケン29山本雅明ロータス59、ゼッケン10大平哲之ブラバムBT21が続く予選となった。

決勝は、本命のポール本橋マクラーレンがエンジンストールで大幅に出遅れた。こうなると予選タイム3で番手に1秒半ほど差をつけていた関口ロータス41の一人舞台。周回を重ねるごとに後続との差を開き、2番手山本ロータス59に8秒ほどの差をつけてゴール。出遅れた本橋マクラーレンはレース中盤に3番手まで再浮上し、なんとか3位でレースを終えた。

>>スタートでエンジンをスートルさせて最後尾まで落ちた、予選ポールの本橋マクラーレンだったが、持ち前のスピードにモノを言わせて2ラップ目には15番手、3ラップ目には13番手、4ラップ目には10番手までポジションアップ。この怒濤の追い上げでゴール時には2位と1.7秒差の3位まで持ち直していた。レースは関口ロータス41の一人舞台だった。



SPORTS RUN


JCCAでは各イベントでスポーツ走行の設定をしている。これまで国産車と輸入車を分けての走行としていたが、今回は国産車、輸入車を問わず性能、スピードを基準にサーキットランの枠組みを「SPORTS RUN1」と「SPORTS RUN2」の2つに分けての走行会となった。

参加した車両は合計55台で、これまでどおり参加車両走行全ラップのタイム計測が行われることは変わらず。安心してアクセルを踏める環境のサーキット走行会であるだけに、ふだんはその性能を封印していた車両がこぞって参加。
ヘビーデューティなフルチューニング車から希少なヒストリック輸入車まで、皆さん思い思いのスポーツランをイメージしつつ、サーキット走行を楽しんでいる様子が伝わってきた。


レースにエントリーせずとも、思いっきりサーキットランを楽しめるうえに、しっかりタイム計測までしてくれるのだから注目せずにはいられないJCCAのスポーツ走行。レースに参戦している顔ぶれとは異なる、バリエーション豊かな旧車が参加している。旧車好きにとっては、このセクションも見るべき内容となっているのだ。

text : Akihiko Ouchi/大内明彦 photo : Masami Sato/佐藤正巳 cooperation : JCCA/日本クラシックカー協会

RECOMMENDED

RELATED

RANKING