高度成長期を支えたクルマたち! 懐かしの昭和なハイエース&キャラバンで楽しむBBQ【1】旧車で遊び〜くる|1979年式 日産 キャラバン コーチ

ハイエース&キャラバンで楽しむBBQ

       
旧車との付き合い方はいろいろあるが、思いっきり遊びに使うのもいいだろう。キャラクターを生かした使い方で、旧車もうれしそうな表情を見せること間違いなし。ノスタルジックヒーロー的BBQのスタートだ。

【旧車で遊び〜くる ハイエース&キャラバンで楽しむBBQ Vol.1】

 本誌ノスタルジックヒーローの読者の皆さんにとって旧車とは何だろうか。50年の時を超えて、新車のように美しくレストアされたハコスカや2000GT。ソレックスのキャブレターにRSワタナベのホイールを履いてサーキットを高らかに駆け抜けるS30フェアレディZ。どれも本誌の表紙車両の常連で、本誌をイメージさせる車両だ。

 イベントに参加するクルマも年々キレイになり、希少性だけでなく美しさも競うようになってきた。

 サビは敵。雨に濡らすことはもちろん、水拭きを一切しない。次の世代にクルマを渡すことだけを考え、距離を伸ばさず、ボディの塗料が薄くなるほど毎日磨き続ける。それは、本誌が推奨してきた美しい旧車の姿であり、否定する要素は何もない。

 でも、旧車の世界にはいろいろあって、50年前のクルマで毎日通勤し、錆びたボディをものともせず、どんな天候の中でも乗り続ける人もいる。

 旧車は電子部品も少なく、サビさえ気にならなければ意外と丈夫で、仕事に使い続けているという人も多い。

 どんな便利な機能を持ったクルマが登場しても、自分が長年使ってきたクルマ、いろいろな人が使ってきたクルマの魅力にはかなわないことも多いのである。

 そして、旧車を普段から生活の足とし、休日は旧車イベントにそのまま参加するツワモノも存在する。皆が揃ったときには、だれが言い出すともなく、軽いツーリングが始まる。目的は地元のおいしいラーメンだったり、観光だったり、日帰り温泉だったりとさまざまだが、旧車乗りという連帯感がほどよい高揚感をともなう遊びとなる。


>> 【画像20枚】クルマを木陰に置いて、共にすごすデイキャンプ。BBQの定番、マシュマロ焼きなど。マシュマロをゆっくりと炙り。内側から膨らみ、表面に焼き色がついたら完成だ



1979年式 日産 キャラバン コーチ (E20)
1973年に登場した初代キャラバン。バン、コーチ、バスの3種が設定され、コーチはワゴン的存在。






車中泊もOK。快適家族仕様



【2】に続く

初出:ノスタルジックヒーロー 2018年8月号 Vol.188
(記事中の内容は掲載当時のものを主とし、一部加筆したものです)

旧車で遊び〜くる(全3記事)


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text:KEISHI WATANABE/渡辺圭史 photo:MASAMI SATO/佐藤正巳f

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