22年前にハコスカGT‐Rを手に入れ、ずっと乗り続けているオーナーの言|試乗レポート【2】1971年式 スカイライン HT 2000 GT-R

プロテックの逸品サスペンションで 街乗りからサーキットまで楽しみ倒す

       
サスペンションの一部を担うスプリング。レートばかりが注目されがちだが、その乗り味は巻き方や素材により異なることをご存じだろうか?
今回はプロテックの低反発スプリングに注目。オーナーの生声インプレッションを紹介する。

【PROTEC 低反発リアスプリング 生声レポート Vol.

Vol.2から続く

 22年前にこのGT‐Rを手に入れて以来、ずっと乗り続けているオーナー。普段から動かしてやらないと調子はイマイチだし、なによりクルマがかわいそうと、天気がいい週末には必ずドライブに繰り出している。

 キャブやタコ足、マフラーを替えたくてプロテックを訪れたところ、油圧が低く、エンジンから異音が出ていると指摘されOHに着手。ステージ4メニューを実施した。すると排気量はまったく変わらないのに、こんな楽しいクルマだったんだとビックリするほど別モノに生まれ変わったそうだ。

 以来、全幅の信頼を寄せる袖本代表の勧めもあり、低反発バネの導入に着手。すると同じレートなのに、明らかに走りがよくなった。特に感じるのがコーナーの踏ん張り感。荷重移動がスムーズにできるうえに、しっかり感が増している印象。プロテックのダンパーは5段戻しとかなり柔らかめにしているが、段差で跳ねることも皆無。乗り心地も改善したと絶賛する。ますます楽しいRに仕上がった!


>> 【画像29枚】前のバネがヘタっていたのか、レートは同じだがリアの車高が10mm上がった。十分なロードクリアランスがあり街中もストレスなく乗れるという



>> 鍛造ピストンやH断面コンロッド、フルカウンタークランクを組み込むステージ4仕様のS20型は、各部のフルバランス取りも実施。





>> 美しいコンディションを保つインパネまわり。以前から乗り心地には不満は感じていなかったが、リアに低反発バネを入れたらこれまで以上に快適になった。ステアリングはマッハをチョイスする。


1971年式 スカイライン HT 2000 GT-R (KPGC10)

SPECIFICATIONS 諸元
エクステリア:リアスポイラー 
エンジン:S20型改、プロテック・ステージ4(鍛造ピストン、H断面コンロッド、フルカウンタークランク、ハイカム、強化バルブスプリング、各部バランス取り、燃焼室加工、容積合わせなど)、ウエーバー45DCOE、プロテック製・エキマニ / マフラー 
サスペンション:プロテック製アラゴスタ車高調 (F)スウィフト7kg / mm、(R)プロテック製リヤア反発スプリング18kg / mm / 純正レース用オプション リアスタビライザー 
ブレーキ:MK63キャリパー 
インテリア:ダッツンバケットシート 
タイヤ:クムホ (F)185 / 55R14 (R)225 / 50R14 
ホイール:RSワタナベ マグ Rタイプ (F)14×8J (R)14×10J 

【4】に続く

初出:ノスタルジックスピード vol.019 2019年2月号
(記事中の内容は掲載当時のものを主とし、一部加筆したものです)

PROTEC 低反発リアスプリング(全4記事)

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【2】から続く

text : DAISUKE ISHIKAWA/石川大輔 photo : MOTOSUKE FUJII(SALUTE)/藤井元輔(サルーテ)

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