4ドアのR33スカイラインGT-Rも! 湘南から出荷されたクルマたちが3年ぶりの里帰り|オーテックオーナーズ 湘南里帰りミーティング2022

AUTECHのAを模したポーズで記念撮影

       
日産車のカスタマイズ専門会社として、特装車両などを手がけていた「オーテックジャパン」。
同社から出荷されたクルマのオーナーたちが、本社のある神奈川県茅ヶ崎市に「里帰り」することをテーマに行われてきたイベントが「湘南里帰りミーティング」だ。
メーカー主催によるオーナーズミーティングの先駆けとして、2004年にスタートし、毎年行われていたが、コロナ禍によって2019年を最後に絶えていたこのイベントが3年ぶりに復活した。

今回の開催はオーテックジャパンとニッサン・モータースポーツ・インターナショナル(NISMO)が一緒になり、新たに誕生した日産モータースポーツ&カスタマイズ株式会社(NMC)による最初のビッグイベントになる。そのため今までにない新しい試みが多く見られた。
つまりオーテック、そして今回からNISMOのファンとオーナーにとっては、いざ鎌倉、ではなく「いざ湘南!!」なのである。大磯ロングビーチの駐車場には、全国から熱心なオーナーが自慢の愛車で、はせ参じた。

【画像15枚】4ドアのR33スカイラインGT-RやS15シルビアのオーテックバージョンなどの参加車両やセドリックのタクシー車両の内装など

整列する駐車エリアは、チームパーキング、オーテックブランド車、そしてNISMOロードカーの3エリアに分けられ、エリアごとにいろいろな車種が混在。

駐車場は開会式の数時間前から熱気ムンムン。今回も300台を超える希少車、名車が集まってきた。前日に磨きをかけてピカピカにした自慢の愛車ばかりだ。毎回見慣れた光景ではあるが、最近はスポーツモデルが少なくなり、ノートやマーチなどのコンパクトカーが増えている。そのためかR32やシルビア、セフィーロは強烈な存在だ。

ゲストとして招かれたGT500ドライバーの平手晃平選手も、スカイラインやブルーバードのラリー仕様に熱い眼差しを注ぎ、見入っていた。好天にも恵まれたため、日焼けしたオーナーも多かったが、みんな笑顔で会場を去り、来年の再会を約束した人も多かった。



>>93年式R32スカイライン オーテックバージョン
外装、内装ともに本物のオーテックバージョンだが、エンジンはRB20DET型が搭載されている。当時のカタログにも記載されていない希少な1台。オーナーは94年に購入し、28年もの間、大切に乗り続けているという。


>>90年式セフィーロ オーテックバージョン
ずっと乗りたくて探していたオーテックバージョン。5〜6年前にようやく見つけて購入。ノーマル状態を維持して大事に乗っていきたいとのこと。オーナーはほかにF31レパードも所有。


>>Y31セドリック タクシー仕様
実走行50万㎞を超えているが、今なお現役で走行するタクシー車両。最も走行距離の長いクルマに送られる過走大賞を受賞した。


>>94年式プリメーラ オーテックバージョン
若い頃にP10プリメーラに乗っていたというオーナー。ATは少しもたつく感じがあったため、オーテックバージョン登場のタイミングで買い替え、MTを選択。それ以来28年間所有している。2022年6月にオールペイント済み。


>>KONDO RACINGの24号車「リアライズコーポレーションADVAN Z」でSUPER GT GT500クラスに参戦する平手晃平選手、AUTECHレースクイーンを務めている美すずさんの2人によるトークショーも実施された。


【画像15枚】そのほかの参加車両たち。

RECOMMENDED

RANKING