【S30Zカスタマイズの新たなアプローチ!!】北米仕様のレフティをUSシーンを意識してモディファイ! USDM暴走族スタイルをトレースする初代フェアレディZ

伝統的な日本のS30チューンとはひと味違ったUSシーンを意識したエアロフォルムが特徴的な左ハンフェアレディZ

       
イメージはBOSO-ZOKU! オリジナルエアロでマニアを狙い撃ち!!

【画像8枚】鈑金加工とFRPの合わせワザでド迫力フェンダーを造形、まだまだ進化予定のL20改2.4リットルエンジンなど、レフティの特性を生かしたUSDM暴走族スタイルの全貌はココを見よ!!

国産旧車人気に呼応して、アメリカでもニッポン旧車への注目度が高まる昨今。
特に昭和車をベースにした暴走族スタイルは、日本のトラディショナルカスタムとして、一部で盛り上がりを見せている。
そんなアメリカでのマニアックなムーブメントに向け、日本からアプローチを目論んでいるのがカーサービスヒロである。

ベースとして選んだのは、北米仕様の左ハンドル。
Gノーズではなく、あえてショートノーズで作り上げたスタイルは、オリジナルのフロントリップやオーバーフェンダー、セブンバネをモチーフにした3分割リアウイングだ。

これらのボディキットに加え、バンパーレス仕様やダクトを追加したフロントフェンダーセットなど、メタルワークで万全のフィニッシュ。

このボディを包むカラーは、オリーブドラブをベースにオリジナルカラーでまとめるなど、旧来から続く国産旧車のセオリーとは違った仕上げが施されているというワケだ。

まだまだ完成度は50%ということで、心臓は2.4リットルエンジンにチューニングヘッドを搭載しながら、ソレックスφ44をセットするに留めている。

また、今後はL28改3リットルに換装し、ワイヤータック&シェイブドベイで完成度をさらにアップする予定。
このあたりの狙いも純然たる国産旧車のノリとは違い、USシーンを意識したアプローチといえるだろう。

100%仕上がったあかつきには、アメリカの旧車マニアも夜露死苦なテンションで暴走必至!
YAZAWAをBGMに、西海岸のパシフィックコーストハイウェイを駆け抜ける姿も眼に浮かぶほどの完成度となること間違いナシ!!



>>既存のワークスフォルムからの変化を考え、あえてショートノーズでエアロを新規作成。ライト点灯時のスタイリングがカッコ悪いという理由からライトカバーはボディ同色でペイントされている。


>>フロントフェンダーは、純正スチールにダクト加工を施しつつ、ファイバーでオーバーフェンダーを組み合わせている。フェンダーサイズはS30定番のRSワタナベの10Jに合わせて作られるため、深リムがキレイに収まるように設計されている。


>>フロント同様に、リアのオーバーフェンダーもRSワタナベの11.5Jに合わせて造形している。サスペンションはスターロードの車高調を活用し、ジャストな車高を実現している。


>>バンパーレスのフォルムや、S30Zとしては珍しい3分割式のセブンバネなど、ディテールもしっかりと形作られているのが特徴だ。


>>現段階ではボディを仕上げるに留めているため、エンジンはL20改2.4にソレックスφ44を組み合わせるのみ。パフォーマンスアップはもちろん、見た目も美しいエンジンルームを目指し、ワイヤータック&シェイブドベイを目論む。




>>ダッツンバケット風のレプリカを装着しつつ、コンペハンドルを装着するインテリア。デザインはコンペそのものながら、φ33の小径に変更しているので、扱いやすいのもポイント。


>>日本はもちろん、アメリカでもカスタムベースとしての人気が高いS30Z。伝統的な日本のS30チューンとはひと味違ったUSシーンを意識したエアロフォルムのアプローチは斬新だ。

【画像8枚】鈑金加工とFRPの合わせワザでド迫力フェンダーを造形、まだまだ進化予定のL20改2.4リットルエンジンなど、レフティの特性を生かしたUSDM暴走族スタイルの全貌はココを見よ!!


『カスタムCAR』2020年5月号掲載
(記事中の内容は掲載当時のものを主とし、一部加筆したものです)
BASE CAR:フェアレディZ(S30)/1972年型
SOURCE:カーサービスヒロ

PHOTO/ノグチケイスケ TEXT/渡邊大輔

RECOMMENDED

RELATED