【シャコタンのまま走る“男気”】驚異的な低さを実現する車高でも普通に走れる足回りに! 前後フェンダーが20インチホイールに被る生足ハイエース

前後フェンダーが20インチホイールに被る生足シャコタンセッティングで驚異的な低さを実現する200系ハイエース

       
生足でこの低さはかなりの優越感!
低いまま走るまさに男気ハイエース!!

【画像9枚】車高を下げるための数々の加工ワザ、2型→4型に顔面スワップ&前後にT.S.Dスタイリングのエアロを装着したスタイリングなど、男気あふれる生足シャコタン200系の全容はココから☆

DRスタイルの生足ミドリ号を初めて見たときに衝撃を受け、「ミドリ号と同じにしたいです!」と森田代表に頼み込んで完成したのが、このパープルグレーのハイエース。
コンセプトは「生足・ノーマルフェンダー・20インチのフェンダー被せ」だ。

キモとなる足回りは、生足をチョイス。
4インチダウンブロックにリーフ逆組み、トーションバー調整、ロワアーム下げなどで車高をダウン。
20インチホイールをフェンダーに被せるためには、さらなる車高ダウンが必要で、そのために前後フェンダーアーチ加工、Cノッチ&フロアトンネル上げ加工、ホーシングナロード加工などを実施。

これで生足ミドリ号に近い車高ダウンとなったが、問題は乗り心地。
「この車高で足が普通に動くとボディが地面に接触するので、いかに足回りを動かさずに、乗り心地も快適にするかがポイント」と森田代表が言うとおり、通常ではあり得ないセッティングを実施。

そのため、特別にオーダーしたのが、ダンパーの戻り(伸び)側を遅くしたネオチューンのショック。
ショックのストロークも短くし、それに合わせてバンプラバーの長さも調整。
そこまで落とすとホーシングがズレるので、ワンオフのラテラルロッドを装着し補正している。
結果、低い車高のまま普通に走れる足回りに仕上がった。

オーナーいわく、「一般道も高速も普通に走れます。ただし、段差には気をつかいます。出かける前には、必ずグーグルのストリートビューでレストランや駐車場の段差チェックをしてます(笑)。本当はもっと落としたいんですけど、森田サンに『レスキューに行くのはイヤやからやめとけ』と止められてます(笑)」。

実際に走行している姿は、まるで大きな箱が道路を滑っているかのよう。
この勇姿が見られるのは、生足の特権だ!



>>ベースは2型のS-GL。4型に顔面スワップし、T.S.Dスタイリングのワイドルックバンパーを装着している。ボンネットは、エンブレムをスムージング加工済み。ホイールはブラックライノ・ハカ(20×8.5J IN35)を装着。


>>リアにもT.S.Dスタイリングのバンパーとウイングを装着。バンパー、ウインドー、テール、ガーニッシュ、エンブレム、ドアハンドルまでブラックで統一している。ツートンにコーディネートしていることで、ボディが一層引き締まって見える。


>>S-GLながら、メッキ部分はブラックアウトし、VANデラちっくに。ライセンスプレートはDRスタイルのオリジナルアイテム。


>>20インチの大径ホイール(タイヤは225/30)を入れながら、リム上部が隠れるくらいまでローダウン。これこそが、DRスタイルならではの生足セッティングとなる。


>>前後フェンダーが20インチホイールに被るシャコタンセッティングで驚異的な低さを実現する。使い勝手を考えると、エアサスかハイドロを組みたいところだが、そこは気合の生足。オーナーは、この車高のまま、どこにでも出かけて行く。


>>生足に限らず、ここまで車高を下げるとなると、ボディ側の加工も必要。前後フェンダーは上部のアーチを加工。フロントはドアを開けるとカットしているのがわかる。


>>ホーシングがあるため、落としにくいリアは荷室の膨らみを見ればわかるように、フロアトンネル上げ加工とタイヤハウス加工を実施している。


>>センターキャップは、DRスタイル製のアルミ削り出しのワンオフを装着する。


>>T.S.Dスタイリングのワイドルックバンパーが生足&シャコタンフォルムとマッチ。低車高のまま走行する迫力のある勇姿は生足ならでは。


『カスタムCAR』2021年6月号掲載
(記事中の内容は掲載当時のものを主とし、一部加筆したものです)
BASE CAR:ハイエース・ナローボディ・バンS-GL/2008年型
SOURCE:DRスタイル

PHOTO/幸田太郎(スタジオルーツ) TEXT/武田真吾

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