【アルトにクロスオーバーがあったなら・・・】意外といいぞ! 36アルトのリフトアップ!

リフトアップ・アルトなら、ノーマルでは考えられないこんなワイルドなことも朝飯前。サスペンションで約2インチ、タイヤの直径で約2インチ、合計4インチ車高がUPしている。

       
「こんなアルト見たことない!」。リフトアップ・アルトはそれほどにインパクトのあるスタイルだ。

純正と比べてがっつりリフトアップされた足回りは、通常のモデルよりもシェルケースの全長を延長したリフトアップ用車高調で実現。だからリフトアップ量も調整可能という優れモノなのだ。

さらに、ボディには車検適合ギリギリのサイズとなる片側9mmワイドのオーバーフェンダーをあえて黒い無塗装状態でセット。これにホイールはSA72ーRをチョイスし、タイヤは本物のラリーマシンが履く競技用のADVAN A035という本格的な組み合わせ。

実はボディに関しては、前述のオーバーフェンダーを装着しているほかは、純正に被せて装着するリアウイングや、ワンオフしたフロントのアルミアンダーガードを装着している程度と、決して派手なカスタムを施してはいない。

ワイルドなスタイルを作り出しているキモは、実はルーフにある。とはいっても、市販のルーフキャリアをセットし、スペアタイヤをタイダウンで縛るだけ、というイデアルなドレスアップなのだ。これだけでグッとラリーカーの雰囲気になるから不思議。

アルトというと、シャコタンのワークスばかりが注目されがちだが、こんなリフトアップなら、安価なバンベースでも十分楽しめる。実際にクリアランスを心配することなくガンガン走れるゾ!

【画像7点>>アゲアルト バンのディテールをCHECK!!】


>>ボディに装着しているパーツは、オーバーフェンダー、アンダーガード、そして純正被せ式のリアウイング程度と、決して派手なカスタムを施してないところもポイント。



>>オフロード走行時にラジエーターやフロントメンバー、オイルパンなどを大きな石などのヒットによる損傷から防ぐための「スキッドプレート」と呼ばれるアルミ製のアンダーガードを装着。



>>4インチ車高が上がっているため、実際にクリアランスを心配することなくガンガン走れる。ちょっとした段差程度なら、まったく気にすることなく走破できるのだ。



>>リフトアップ・アルトなら、ノーマルでは考えられないこんなワイルドなことも朝飯前。サスペンションで約2インチ、タイヤの直径で約2インチ、合計4インチ車高がUPしている。



>>SA-72Rホイールに、実際にラリーカーも装着しているADVAN A035というダート専用タイヤを装着。この組み合わせで合計4インチのリフトアップを実現するとともに、ワイルドな雰囲気を演出している。



>>足回りは約2インチ長い専用の車高調でリフトアップ。アゲ幅に合わせ、オリジナルの調整式スタビリンクロッドも装着済み。



>>ワークス純正レカロに、4点式シートベルトをセット。ライトカスタムではあるが、簡単にカッコよく仕立てられるのは好ベースがゆえ。


『カスタムCAR』2018年6月号掲載
BASE CAR:アルト バン 2016年型
SOURCE:シュピーゲル

PHOTO&TEXT/勝村大輔

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