【スラムドなのになぜかカワイイ!?】色使いで魅せるミラジーノカスタム

ルーフラックはミニ用をベースに、脚の部分はミラジーノ用をドッキングしたワンオフ。元はホワイトだが、ルーフ色に合わせてブラックとすることで、キャリアに目が行きすぎないよう工夫している。

       
大胆にスラムドしてツルッとした丸みのあるボディに、なぜか可愛らしさを感じてしまう不思議なこのミラジーノ。

「もう1台持っているアコードワゴンは、どちらかというとイカツイ雰囲気だったので、今回はシンプルでクラシカルな雰囲気にしたいと考えてたんです。先代のミラジーノは結構カスタムしている人が多いんですが、この2代目はあまり見ないっていうのもあって、このモデルをベースにすることにしました」とはオーナー。

低い車高やホイールのセットアップはもちろんだが、このミラジーノの真骨頂はセンスある色使いにある。
ボディカラーはザ・ビートルのゴールドで、ルーフはブラックに塗装して全体を締めている。そして通常クロームとなっているラジエターグリルやヘッドライトトリムなどはあえてブラックアウトすることで、低い位置にあるクロームのバンパーに目がいくようになり、より低さを強調する仕組みだ。

一方、内装も元々はシンプルなブラックだったものを、ブラウンをベースとしたオリジナルの配色でリメイクしている。

足回りはフロントにワンオフの車高調、リアにJ-LINEのアクスルキットを使い、前後ともに約6インチほどローダウンを実現。さらに足元には変換アダプターを利用して、オフロード用であるワークの5穴ホイールの16"T-GRABICを履かせる。ホイールのスペックを見て「これはいける」と思い、実際に装着してみるとシルバーのビードロック風の部分がホワイトリボンのような視覚効果を与えるマッチングを見せた。

シャコタンでありながら可愛さもフルアピールのミラジーノは、オーナー独自のセンスによる賜物なのだ!

【画像7点>>胸キュン♡スラムドミラジーノのディテールをCHECK!!】


>>ヘッドライト下にフォグが備わらない初期型をベースとすることでシルエットは非常にシンプル。グリルやヘッドライトベゼルをブラックアウトすることで、バンパーが強調されているのが分かる。



>>J-LINEのアクスルキットでリアキャンバーは8度に設定。マフラーはK-BREAKトレゾア。



>>ワーク・T-GRABIC(16×7J IN38)を前後とも約5cmのオーバーフェンダー化した足元に、5穴変換アダプターで装着。本来オフロード用デザインだが、シルバーのビードロック風リム部分がホワイトリボンぽく見えマッチ!



>>ルーフラックはミニ用をベースに、脚の部分はミラジーノ用をドッキングしたワンオフ。元はホワイトだが、ルーフ色に合わせてブラックとし、キャリアに目が行きすぎないように工夫している。



>>丸みのあるボディが大胆スラムド! 思わず「カワイイ♡」と言葉が出てしまいそうなラブリーなフォルムに胸キュン☆



>>ダッシュ部分は逆にブラックとすることで、雰囲気もガラッと変わり、Kカーらしからぬ高級な雰囲気となっている。



>>オーナーのセンスが注入されたインテリアも見応え十分。標準ではブラック基調のシンプルな内装だが、セミオーダーのシートカバーとペイントによって、ブラウンとブラックの素敵な内装にチェンジ!


『カスタムCAR』2018年3月号掲載
BASE CAR:ミラジーノ[L650S] 2014年型

PHOTO&TEXT/勝村大輔

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